ここ1~2年で急速に注目を集めるようになったポータブル電源。災害時の電源として、またアウトドアでの家電使用などが、各メーカーの想定する主な利用シーンとして紹介されています。
では、ポータブル電源があればどんな家電でも使えるのかというと、必ずしもそうとはかぎりません。電化製品にはそれぞれ必要な電力があり、その電力を供給できるかどうかがポイントになってきます。
そこで見るべき数字が「定格出力」です。安定して出力できる電力を表す数値で、W(ワット)で表示されます。ポータブル電源の定格出力が電化製品の消費電力以上であれば使用可能ということになります。似たような数値として「最大出力」がありますが、これは瞬間的に出せる最大電力という意味。電化製品の中には、起動時のみ運転時より大きい電力を必要とするものがあります。そういった時の最初の電力を賄うためのものです。そういう点からも、重視すべきは数字は「定格出力」であることがわかります。
ポータブル電源というと容量に目が行きがちですが、容量と同様に注意したいのは定格出力。そういった観点から見た、最新のポータブル電源を5つご紹介します。
1. 容量222Wh(約60,000mAh)/定格出力300W
ポータブル電源としてはコンパクトな「Vickers 300S」。いまやモバイルバッテリーでも2万mAhのものが主流になりつつある中で、その約3倍と物足りなさを感じるかもしれませんが、モバイルバッテリーとの最大の違いはやはりコンセント(AC)が付いていること。しかも定格出力が300Wなので、小型のポータブルクーラーなら使えるモデルも(容量を考えると長時間の使用は難しいですが)。
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2. 容量300Wh(約24.000mAh)/定格出力300W
アウトドアライクなデザインで人気のPowerArQの最新小型モデル「PowerArQ mini2」。持ち歩きやすいサイズ感ながら、コンセントを2口装備。小さいため容量もさほどではないので、冷暖房家電を使うためというよりは、スマホやタブレット、ノートPCといったデジタルデバイスの充電用としてとらえるのが正解かも。場所を取らないので、防災用品としていざという時の備えにするにも最適です。
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3. 容量450Wh(約125.000mAh)/定格出力500W
見た目からもタフさが伝わる「VOLTMAGIC PB450 TOUGH」。防塵性や角に付けられたラバーマウントによる耐衝撃性を持つ(落下保証や防滴防水性能はなし)、まさにアウトドア向けなポータブル電源で、容量もかなりあるので、電気毛布や扇風機程度なら余裕で使えます。また、その時つないでいる電化製品があとどのぐらい使えるかという「残り時間予測機能」も付いています。
4. 容量466Wh(約126.000mAh)/定格出力600W
キューブ状のコンパクトサイズながら大容量を実現している「アリビオ466wポータブル電源」。幅175×奥行175×高さ150mmというサイズ感で12万mAh以上、かつ定格出力600Wというスペックはかなり珍しいものです。またボディはアルミ合金で作られていたり、クルマのバッテリーが上がった時にジャンプスターターとして使えたりと、他のポータブル電源とは一線を画す個性派モデルです。
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5. 容量626Wh(約174.000mAh)/定格出力500W
今回紹介する5つの中では最も容量の大きいJVC「BN-RB62」。さすがにここまでくるとサイズも重さもそれなりになってきますが、洗練されたデザインに、豊富な端子類、持ち運びやすい大型ハンドル、アウトドアから災害時まで、あらゆるシーンでしっかり電源を確保できる容量と、バランスの取れたスペックになっています。全国のJVCサービス網による修理受付などアフターサービスにも対応という点も安心ですね。
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<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/377667/
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