Appleは世界開発者会議(WWDC21)において、新たに「iCloud+」サービスを発表しました。従来のiCloudストレージに新サービスを追加したもので、料金は据え置きとなっています。
3つの新サービス
iCloud+では、従来のiCloudに3つの新しいサービス「Private Relay」「メールを非公開」「HomeKitセキュアビデオ」が追加されます。
「Private Relay」では、すべての通信が暗号化され、2つの異なるリレーを経由して送信されるため、Appleを含め、誰もデータにアクセスすることができないと、Appleは説明しています。
「メールを非公開」機能は、メールやSafariなどに組み込まれる機能で、メールのやり取りに際し、本物のアドレスの代わりに、ランダムなメールアドレスを作成します。従って第3者にメールアドレスが公開されません。
「HomeKitセキュアビデオ」により、HomeKit対応のセキュリティカメラを無制限に連係できるようになります。これまではiCloudアカウント1つにつき、5台のカメラしか設定することができませんでした。
Apple IDで2つの改良
またAppleは、iCloudに紐付けられたApple IDにおいて2つの改良を行いました。
「復旧用の連絡先」に、親しい人の連絡先が追加可能となりました。ログインパスコードを忘れてしまった場合、再ログインのコードを家族や友人経由で知らせてもらうことが可能となります。
また「デジタル遺産プログラム」により、iCloudアカウントの所有者が亡くなった場合、家族や友人にそのアカウントを引き継ぐことができるようになりました。
Source:Apple
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-373481/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania