世界のスマートフォン市場が壊滅的だった2020年から持ち直していることを示すデータがまた1つ明らかになった。Gartnerが発表したデータによると、2021年第1四半期のスマホ販売台数は前年同期比26%増だった。全体的な販売台数増加はすばらしいものだが、数年にわたるマーケットの停滞、そして新型コロナウイルスパンデミックによる大不振を経ての成長だ。
スマホメーカーは2020年にあらゆる面で打撃を受けた。まず製造の停滞で始まった。中国とアジア圏が新型コロナの影響を受けたためだ。その後は企業の一時休業が発令され、さらには失業や経済問題が販売を直撃する中で世界の需要が減速した。
新たなGartnerのデータでは、世界のトップ3メーカーは2020年同期と同じ顔ぶれだ。Samsung(サムスン)のマーケットシェアは低価格帯のモデルのおかげで18.4%から20.3%に拡大し、トップの座に返り咲いた。
Apple(アップル)は2020年第4四半期に投入がずれ込んでいた5Gモデルの後押しでトップに立ったが、2021年第1四半期は前年同期と同じ2位に順位を落とした。データによると、マーケットシェアは前年同期から約2ポイント増え15.5%だ。トップ5社のうち3社は中国メーカーのXiaomi(シャオミ)、Vivo(ビボ)、Oppo(オッポ)で、Huawei(ファーウェイ)は依然として苦戦している。
これまのところ、世界的なチップ不足は出荷にそれほど影響していないようだ。
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カテゴリー:ハードウェア
タグ:Gartner、スマートフォン、Samsung、iPhone、Xiaomi
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(文:Brian Heater、翻訳:Nariko Mizoguchi)