【特集】全部Amazonで買えるモノ
テレビなどの映像関連機器は、サイズの違いや画質、機能などの面で実物を見ないとわからないことも多いもの。しかし用途を絞って探せば、ネットでも間違いのない買い物はできる。注目はシンプルに使えるスタンダードクラスだ。
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■賢く買うにはジャンルごとの違いを知っておきたい
テレビなどの映像関連機器は、量販店とネット通販とで売れ筋の違いが明確に表れるジャンル。中でもテレビは「人気があるメーカーに違いがある」とオーディオ・ビジュアルライターの折原さんは分析する。
「量販店では大手国内メーカーのテレビが主力ですが、ネット通販ではマイナーなメーカーの製品も多く、評価が高いモデルも少なくありません。特に32インチくらいからの液晶タイプには、掘り出し物と言えるテレビがいくつかあります。注目すべきは、自社開発を行っているメーカーかどうか。海外の無名メーカーでも実はテレビ開発の歴史が長く、コスパの高い製品を作っている場合があります」
一方で、レコーダーについては、放送波への対応を考えると国内メーカー製一択の状況。最近、人気が高まっているプロジェクターは、さまざまなメーカーが乱立している状態で「知名度が高いメーカーの製品を選ぶべき」という。
賢く買い物するには、ジャンルごとの傾向の違いを知ることも大切だ。
PC系出版社の編集職を経て、独立。オーディオ・ビジュアル専門誌やWeb媒体、商品情報誌などで、トレンド解説や製品レビューなど多彩な記事を執筆している。2009年よりVGP(ビジュアルグランプリ)審査員も務める
1. パーソナルユースに向いた小型のAndroid TV対応モデル
TCL
「32S5200A」(3万800円/6月8日 &GP編集部調べ)
32型フルHD画質ながらAndroid TV対応で人気のモデル。TCLはテレビ開発の歴史が長く、海外では実績があります(折原さん)
直下型LEDバックライトにより明るく鮮明な映像を楽しめる液晶テレビ。OSにAndroid TVを採用し、多彩なアプリやYouTube、Netflixなどの映像サービスも利用できる。GoogleアシスタントやHDR10、HLGにも対応。32V型
2. 大型サイズ&手頃な価格で多彩なコンテンツに対応
ハイセンス
「65S6E」(9万9800円/6月8日 &GP編集部調べ)
65型の大画面ながら10万円を切るハイコスパモデル。海外メーカー製ですが、画質やUIがしっかりしています(折原さん)
ノイズを抑えて質感を繊細に再現する高性能エンジンを備えた4K液晶テレビ。BS/CS4Kチューナー内蔵で新4K衛星放送受信も可能。各種VODサービスに対応した独自UIを採用し、多彩なコンテンツを快適に楽しめる。65V型
3. コスパに優れた4K有機テレビのスタンダードモデル
LG
「OLED 55BXPJA」(12万8273円/6月8日 &GP編集部調べ)
55型の有機ELテレビながら実勢価格は13万円台。格安で性能のバランスが取れたモデルとして人気があります(折原さん)
Dolby Vision IQとDolby Atmosに対応し、画質・音質が優れて有機ELテレビのスタンダードモデル。輝度や色合いなどを緻密に制御する高性能エンジンを搭載。NetflixやPrimeVideoなどのVODサービスも利用可能だ。55V型
4. 日本設計で安心画質の小型&ハイコスパ液晶
maxzen
「J32SK03」(2万1800円/6月8日 &GP編集部調べ)
32型のコンパクトなモデルで、Wi-Fiは備えていませんが、格安系テレビの中では普通に使えるレベルと言えます(折原さん)
国内設計の映像エンジンや高コントラストパネル、直下型LEDバックライトなどを採用し、コストパフォーマンスを追求したHD液晶モデル。外付けHDDによる番組録画にも対応。1000日の保証サービスも用意する。32V型
5. 2番組同時や連ドラ自動など録画機能が充実
シャープ
「AQUOS ブルーレイレコーダー 2B-C10CW1」(3万3900円/6月8日 &GP編集部調べ)
1TBのHDDや2番組同時録画など、鉄板のスペックを備えたモデル。連続ドラマの自動録画機能も便利です(折原さん)
1TBのHDDを搭載したBDレコーダー。ダブルチューナーを内蔵し、2番組同時録画に対応。新作連ドラを4週間分、自動で録画する機能や、HDDに録画した番組を見どころだけを効率よく視聴できる機能を備える。
6. 高輝度・高画質で多彩なコンテンツに対応
XGIMI
「Halo」(9万6800円/6月8日 &GP編集部調べ)
最近の定番プロジェクターのひとつ。ポータブルタイプでフルHD画質のモデルの中では大型のタイプです(折原さん)
800ANSIルーメンの明るさとフルHD解像度で投影できるモデル。Android TVを採用し、多彩なアプリを利用できるほか、HDMIやChromecast経由での入力にも対応。16GBのストレージとharman/kardonのスピーカー2基も内蔵する。
7. 画質と機能のバランスが取れたフルHDプロジェクター
Anker
「Nebula Cosmos」(7万9980円/6月8日 &GP編集部調べ)
定番プロジェクターのフルHD画質モデル。価格と性能のバランスが取れた使いやすいモデルと言えます(折原さん)
Android TVを搭載し、単体でYouTubeやNetflixなどを視聴できるフルHDプロジェクター。900ANSIルーメンの明るく鮮明な映像を最大120インチで投影可能。20Wの高音質スピーカーも内蔵する。
8. あちこちに持ち運べる超小型プロジェクター
Anker
「Nebula Astro」(2万9990円/6月8日 &GP編集部調べ)
3万円以下という価格で機能は十分。Amazonの順位はあまり高くないですが、オススメできるモデルです(折原さん)
Android 7.1を搭載した小型DLPプロジェクター。りんご1個分というサイズで最大100インチの投影を実現。解像度は854×480画素。Wi-Fiを内蔵し、単体でAmazon Prime VideoやNetflixなどに対応。スピーカーとバッテリーを内蔵する。
■お得買いのコツ
▼大型テレビは設置サービスを確認
▼映像サービスへの対応は必須
▼低い評価で初期不良などをチェック
※2021年6月6日発売「GoodsPress」7月号18-19ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/高橋智>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/378222/
- Source:&GP
- Author:&GP