「テクノロジーで人々に適切な医療を案内する」をミッションにサービスの開発提供を行うUbie(ユビー)は6月8日、生活者向けウェブ医療情報提供サービス「AI受診相談ユビー」の月間利用者数が100万人を突破した(20201年5月現在)と発表した。
AI受診相談ユビーは、何か気になる症状があるとき、考えられる病気と、適切な受診先を調べられる一般消費者向けのサービス。スマートフォンまたはパソコンからサイトにアクセスし、20問ほどの質問に答えると、症状に関連する参考病名、診療科、位置情報に応じた地域の医療機関、さらに#7119などの救急車対応や公的な相談窓口への案内も示される。症状、病名、診療科から検索することも可能。
Ubieによれば、「医療機関への受診タイミングを逸し重症化してしまう」「症状の軽重にかかわらず救急車を呼んだり大病院にかかったりしてしまう」といった生活者の課題に対処すべく、「適切なタイミングで適切な医療機関にかかる支援をするサービス」の開発を進めてきたという。しかし新型コロナウイルス感染症拡大による受診控えや医療崩壊など医療状況の深刻化を受けて開発予定を大幅に前倒しし、2020年5月から無償提供を開始した。
現在は、30代・40代を中心に利用され、曜日や時間帯を問わずに使われるのが特徴だと同社は話している。2021年2月17日〜2月20日に行ったユーザーを対象にしたインターネット調査では(回答192件)、80.3%がサービス利用後「医療機関への受診意欲がある」と答え(サービス利用前から受診意欲があったユーザー37%を含む)、58.4%が「サービス利用後実際に医療機関を受診した」と答えた。
今後AI受診相談ユビーを活用して、生活者とかかりつけ医をつなぐ新たな取り組みを開始する予定。
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