関東圏を中心とする35の鉄道事業者と34のバス事業者でつくる関東ICカード相互利用協議会の、障害者割引がSuicaやPASMOで利用できるサービスを2022年度後半に開始するとの発表を、各紙が報じました。
ICカード入場時の障害者割引に関し面倒な手続きを要する現況
現在、障害者や介助者が鉄道やバスを利用する際にICカードで入場すると、割引運賃の適用を受けるには、降車駅や乗換駅の有人改札や窓口に障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、愛の手帳等)を提示して割引額分をその都度精算する必要があることから、障害者団体から改善が求められていました。
この要望に対し関東ICカード相互利用協議会は2020年6月10日、障害者割引をSuicaやPASMOで利用できるサービスを2022年度後半に開始すると発表しました。
今後、システム改修を含め実現への方策を協議
報道によれば、関東ICカード相互利用協議会は、システム改修などを検討しながら具体的な利用方法や発売箇所の詳細についても協議していくとのことです。
サービス開始後は、ICカードを使った自動改札利用や支払い時に自動的に障害者割引料金が適用されるようになると期待されます。
Source:産経新聞, 共同通信, お身体の不自由なお客さまへ/JR東日本, 障がいをお持ちのお客様の運賃/東京メトロ
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