Appleの従業員らによって設立され、iPhoneなどスマートフォンの原形となる製品を開発したベンチャー企業の興亡を描いた映画「GENERAL MAGIC」の日本語字幕版が、Apple TV(iTunes)やAmazon PrimeVideoなど各種配信サービスで視聴可能となりました。
若き日のスティーブ・ジョブズ氏らも登場
iPhoneが発表される17年前の1990年、Appleからスピンアウトしたベンチャー企業、General Magicが設立されました。
General Magicには、現在Appleのテクノロジー担当副社長をつとめるケビン・リンチ氏、Androidの父と呼ばれるアンディ・ルービン氏、iPod開発の中心人物トニー・ファデル氏、Macのソフトウェア開発を担当したビル・アトキンソン氏らが、夢を追って集いました。若き日のスティーブ・ジョブズ氏、ジョン・スカリー氏も登場します。
映画には、当時の貴重な映像やGeneral Magicメンバーのインタビューが数多く使われています。
現代のテクノロジーにつながるイノベーションを起こす
General Magicが開発していたのは、高機能な携帯電話機、つまりスマートフォンの原形でした。
General Magicは、Apple、AT&T、Motorola、ソニー、松下電器産業(現Panasonic)、NTTなど多くの企業から出資を集めており、期待の高さがうかがえます。
General Magicが開発した製品は、1994年にソニー「Magic Link」、1995年にMotolora「Envoy」として発売されたものの、インターネット接続のできない高額な端末の売り上げは伸びませんでした。結局、General Magicは2002年に破産、解散してしまいます。
結果的に、General Magicの事業は失敗に終わりましたが、iPhoneやAndroidスマートフォンなどのにつながる大きな成果を残しており、アンディ・ルービン氏はGeneral MagicがなければAndroidは生まれなかった、と断言しています。
映画の予告編はこちらです。
iTunesなら407円でレンタル視聴可能
映画「GENERAL MAGIC」は、優れたドキュメンタリー作品として評価され、多くの国際映画祭で賞を受賞しているほか、The Verge、AppleInsiderなどのテクノロジーメディアからも高く評価されています。
6月11日から、映画「GENERAL MAGIC」の字幕版が、Apple TV(iTunes Store)などの各種配信サービスで視聴可能となりました。
本稿執筆現在、iTunes Storeでのレンタルなら407円で視聴、もしくは2,037円で購入可能です。
iTunesでレンタルした作品は、レンタルから30日以内に視聴開始すれば48時間いつでも視聴可能で、ダウンロードも可能です。
「Apple TV」アプリがインストールされ、Apple ID でサインインしていれば、iPhone、iPad、Macで視聴できます。
各種配信サービスで視聴可能
「General Magic」字幕版が視聴可能なのは、以下のサービスです。
- AppleTV(iTunes Store)
- Amazon PrimeVideo
- FOD
- GYAO! ストア
- Google Play
- YouTube
- クランクイン!ビデオ
- J:COMオンデマンド
- TSUTAYA TV
- DMM.com
- dTV
- TELASA
- ひかりTV
- ビデオマーケット
- music.jp
- U-NEXT
Source:KADOKAWA/PR Times, 映画「GENERAL MAGIC」公式サイト, iTunes
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-374736/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania