朝起きたら自動でコーヒーができあがり、出かけている間に掃除を済ませ、帰る前にエアコンと照明をつけておく……。そんなスマートホームはすでに実用化されているわけですが、では自宅を今すぐ自動化できるかと言えば話は別で、まず対応する家電を買い揃える必要があります。
家電はそのままにスマートホームを実現
しかし、わざわざ「スマートホーム対応家電」を購入せずとも、今使っている家電のままでスマートホーム化を実現する、画期的なガジェットがあります。それが「Fingerbot Plus(フィンガーボット プラス)」。
同製品は、現在米国最大級のクラウドファンディングサイトKickstarterにて応援購入を受け付け中。現時点で、2100人以上から合計2000万円以上を集めており、その人気ぶりが伺えます(2021年6月10日時点)。
スイッチを遠隔操作
「Fingerbot Plus」の機能はシンプルで、スマホのアプリをタップすると、本体のアームがグイッと下がるというもの。要は、さまざまな家電にテープで取り付けて、スイッチを指で押す代わりにFingerbot Plusに押させて、家電を遠隔操作しようという製品なのです。
さらに、交換アームセット「Toolpack」があれば、「長押しが必要なスイッチ」や、両端をシーソーのように交互に押す「ロッカースイッチ」、つまみ状のレバーを倒す「トグルスイッチ」などにも対応できる点が見逃せません。
また、単体だと近距離でしか操作できませんが、アドオンで追加できる「HomeHub」とセットで使うことで、インターネット経由で遠隔操作が可能に。SiriやAlexa、Google Homeなどの音声コントロールに対応し、1台のHomeHubで、Fingerbot Plusを4台まで接続できます。
昨今、様々なモノがインターネットとつながり、便利な生活を送れるようになりましたが、どうしても「買い替えのコスト」がネックになっていた人も多いはず。「Fingerbot Plus」であれば、大きい初期費用はなしで自宅をスマートホームに変身させられます。気になる読者の方はぜひチェックしてみてください。
(文・Takeuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/156266
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:takeuchi