商売のデジタル化を支援するhey(ヘイ)は6月15日、ネットショップとひとつになった新しいレジアプリ「STORES レジ」(ストアーズ レジ)をリリースしたと発表した。実店舗で利用可能なレジとしての基本機能に加えて、ネットショップと複数店舗を含めた実店舗の商品・在庫・売上データをリアルタイムかつ自動で同期・一元管理できる。「STORES 決済」も別途契約している場合1度設定するだけで連携でき、STORES レジ内からシームレスにクレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済にも対応できるようになる。
従来ネットショップとレジアプリの連携は費用がかかったり、専門的な知識が必要だが、STORES レジでは、STORESのアカウントを持っていれば追加費用がかからず、無料で連携できる。
2020年以降、新型コロナウイルス感染症拡大にともない、事業者を取り巻く環境も大きく変化した。STORESプラットフォームが提供するネットショップ・キャッシュレス決済・オンライン予約システムにおける利用流通額も大きく伸長し、中小企業や個人事業者においてもデジタル化が進んでいるという。
ただ、実店舗とネットショップを合わせて運営する際、「実店舗とネットショップ、それぞれの商品・在庫・売上データを管理する煩雑さ」という課題が必ず発生するという。そこでheyは、中小企業や個人事業者が、登録作業・売上管理・在庫調整の複雑な作業から解放され、商売に集中できるよう、実店舗もネットショップも管理できるレジアプリ「STORES レジ」のリリースに至ったとしている。
・STORES 予約を活用した「ワクチン接種予約システム」をANA、森トラスト、損保ジャパン、近畿大学などが採用
・Eコマース運営などを手掛けるheyがオンライン予約システム運営のクービックの全株式取得、hey本体も70億円以上を調達
カテゴリー:ネットサービス
タグ:hey(企業)、日本(国・地域)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/06/15/hey-stores-cash-register/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Takashi Higa