通信機器大手Ericssonは、世界のモバイルデータ通信の月間平均データ使用量が10GBを超えた発表しました。
データ使用量が平均で10GB超え
Ericssonが2021年6月に公表した報告書によると、端末あたりの月間平均データ使用量が10GBを超過しました。2020年初めには世界平均で9GBでしたが、その後増加し、現時点では10GBを超えた模様です。
高速通信により大容量データの送受信が可能な5G回線が普及したことも影響している模様です。
モバイル通信が中心の国も
一部の国や地域においては、PC等よりもスマートフォンが普及しており、光ファイバー等の固定通信回線よりも、モバイル通信が多く利用されています。
例えば、インドにおいては、端末ごとのモバイル通信の使用量は平均で1カ月あたり14.6GBに達しており、またサウジアラビア、クウェート、アラブ首長国連邦等の湾岸諸国においては、平均で18.4GBとなっています。
モバイルルーターの使用が増加
米国や欧州においては、リモートワークが普及したことで、モバイルルーターの利用が増加したとされています。
PCやタブレット等の端末をモバイルルーターに接続して利用する機会が増加しており、米国や欧州では月平均のデータ使用量が11GBになりました。
また、米国の成人の15%はスマートフォンのみでインターネットを利用しているとの調査結果も報告されています。
2026年末には月間平均35GBに
Ericssonは、5Gに対応した通信設備やモバイル端末の普及により、2021年末には5億人が5G通信を利用可能になるとし、モバイル通信のデータ使用量は、2026年末には月間平均35GBまで増加すると予測しています。
一方、日本の5G通信対応エリアはアジア太平洋地域で最下位と言われており、今後の設備拡充により、通信エリアが拡大することが期待されています。
Source:Ericsson(PDF) via 9to5Mac
Photo:Ivan Radic / flickr
(seng)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-375851/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania