市場調査会社Omdia社が、2021年第2四半期(4月〜6月)のフレキシブル有機EL(OLED)ディスプレイパネルの出荷数は、2021年第1四半期(1月〜3月)比35%減の約5,700万枚になると発表しました。原因の1つとして、iPhoneの出荷数が減少していることが指摘されています。
フレキシブルOLEDディスプレイパネル搭載デバイスは増加
Omdiaは、フレキシブルOLEDディスプレイパネルの出荷数は、2021年第1四半期(1月〜3月)比35%減ながら、2020年第2四半期(4月〜6月)比では54.1%増だと報告しています。
同社は、2021年第2四半期(4月〜6月)のリジッドOLEDディスプレイパネルの出荷数は、約5,300万枚と予想しています。
同社の予想通りであれば、フレキシブルOLEDディスプレイパネルとリジッドOLEDディスプレイパネルの出荷数が同程度になります。
これは、フレキシブルOLEDディスプレイパネル搭載デバイスが増え、それに伴って出荷数が増加したことによるものです。
iPhone13シリーズ量産開始で出荷数回復か
フレキシブルOLEDディスプレイパネルは、iPhone、Galaxy SシリーズやNoteなどに搭載されています。
それに加え、他のブランドのフラッグシップスマートフォンでの採用が増えています。ディスプレイパネルメーカーも、中国BOEやCSOTが生産数を増やしています。
今後、iPhone13シリーズ(iPhone12sとの噂もあり)の量産が始まれば、フレキシブルOLEDディスプレイパネルの出荷数も増加に転じると期待されます。
Source:The Elec
Photo:Apple Hub/Facebook
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania