今こそ欲しい！クリーン空間を実現する最新エアコン5選【ニューノーマル家電】

＆GP

3年前

【特集】ニューノーマル家電

空気の質に対する急速な意識の高まりから、「換気」の重要性が改めて注目されている。ウイルスを意識しながら生活する日々となり、エアコン選びの基準も徐々に変化。以前より、多少高価でも換気機能や清潔性を保てる機能を重視して製品選びをする人が増加している。

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■購入する際は設置場所を要チェック！

これまでは気流制御機能や省エネ性能を判断基準にエアコンを選ぶ人が大半だったが、今はプラス機能として「空気環境を清潔に保てる」エアコンに人気が集まっている。そういった付加機能が搭載されたエアコンは高額だが、20万円以上のエアコンが今はよく売れている。

現在はコロナウイルスの家庭内感染を防ぐため、こまめな換気が推奨されている。そんな状況で特に注目されたのが、ダイキンの「うるさらX」だ。換気しながら加湿・暖房できる唯一のエアコンで、ニューノーマル時代にふさわしい製品と言えるだろう。

また、空気清浄機能や内部まで清潔性を保てるエアコンも続々登場し、売上げも伸びている。購入する際に気を付けて欲しいのは、設置場所の確認だ。

人気の自動掃除機能付きの室内機はサイズが大きめなので、これまで取り付けていた場所に入らない場合がある。室外機も設置場所の左右と奥行きにスペースが必要となるので、注意したい。

また、壁面取り付け、コンセント新設、配管延長、電源の100Vから200Vへの切り換えなどを行う場合は追加料金がかかる。エアコンは工事が必要となる家電なので、不安がある場合は購入する前に窓口で相談してほしい。

家電プロレビュアー・石井和美さん
家電をレビューするため「家電ラボ」を開設、小物家電から冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のテストも行っている。製品レビューや家電についての解説はWEB、雑誌、ラジオ、テレビなどで発信している。ライター、家電コメンテーター

1. 換気しながら加湿・暖房できる唯一のエアコン

ダイキン
「うるさらX 2021年モデル（6畳）」（実勢価格：24万8000円前後～）

エアコンを運転しながら屋外から新鮮な空気を取り込んで室内換気が行えるのは嬉しいですね。冷暖房中だけでなく、エアコン停止中でも換気できるモード（24時間換気）も選択できます。冷暖房中でも換気のために窓の開け閉めを行い、そのたびに温度や湿度が変わって不快でしたが、これならずっと快適に過ごせます（石井さん）

エアコンは換気ができないため、暖房や冷房をして締め切りにした場合、定期的な換気が推奨されている。このモデルは冬に換気しながら暖房、夏に換気しながら冷房することができる。また、室内機のセンサーが人の在室を検知すると、室内機のファンの風量を変えずに室外機の換気ファンの風量を上げ、換気量を約10%増加する「センサー換気」も搭載している。

▲室外機から取り込んだ外気を搬送ホースで室内機に運ぶ。室内機に送られた外気は、室内機が室内から吸い込んだ空気とともに熱交換器を通り、温調されて室内に届けられる

▲ボタンを押すだけで冷暖房＋換気運転ができる「換気ボタン」をリモコンに搭載している。また、スマートフォンアプリ「Daikin Smart APP」にも換気ボタンを搭載し、外出先からも換気運転が可能

2. フィルター自動お掃除機能つきでもコンパクト

パナソニック
「エオリア EX シリーズ（6畳）」（実勢価格：13万7280円前後～）

エアコンは年々大型化が進んでいて、部屋での存在感が気になるところですが、このモデルはスッキリ！　インテリアに溶け込むミニマムなデザインで、個室にもおすすめです（石井さん）

冷暖房しながら高濃度の「ナノイー X」を同時に放出。菌・ウイルス、カビ、花粉、アレル物質など、目に見えないさまざまな有害物質を抑制する。自動お掃除機能搭載でも室内機は奥行き239mmとコンパクト。環境に合わせてスピード脱臭できる「においケア」モードも搭載。

▲「ナノイー」は、ナノメートルサイズの微細なイオン。進化した高濃度「ナノイー X」はOHラジカルの量が「ナノイー」の20倍。よりすばやくより強力に除菌し、きれいな空気を保つ

3. もはや「空気清浄機」、パワフルな空気清浄力が魅力

シャープ
「エアレスト N-Pシリーズ（6畳）」（実勢価格：25万580円前後～）

しっかり空気の汚れをキャッチできる大型の空気清浄フィルターは唯一無二。特に気に入っているのが脱臭能力。ペットを飼っているなど、部屋のニオイが気になる方は要チェック！（石井さん）

吸い込み口全てを覆う集じん脱臭フィルターと、空気清浄機と同じ仕組みのシロッコファンを採用した新構造でパワフルな空気清浄力を実現している。部屋の空気を循環させ空気清浄フィルターで飛沫粒子まで効果的に捕集する。さらにシャープ独自のプラズマクラスターNEXTを搭載。

▲微細なチリやホコリ、ニオイを短時間で集じん脱臭。8畳の空間をわずか5分で清浄できる。プラズマクラスターNEXTで付着したニオイや菌も消臭・除菌できる

4. 快適で省エネ、内部も清潔に保てるエアコン

三菱電機
「霧ヶ峰 FZシリーズ（14畳）」（実勢価格：26万7924円前後）

見えにくい内部もお手入れカンタンです。後フラップを外して、手を入れてサッとお掃除できます。カビなどがつきにくい通風路も見て確認しながらお掃除できるので安心して使えます（石井さん）

AI技術と高性能赤外線センサーを搭載した「ムーブアイmirA.I.+（ミライプラス）」が、住宅性能や外気温の影響を学習・分析し、室内の温度と湿度の変化を先読みして自動で運転を切り替える。さらに帯電させた水の微粒子「ピュアミスト」が、室内の空気中に含まれる菌やウイルスの活動を抑制。

▲無駄が少ない換気タイミングをAIが判断し、お知らせする新機能「換気ガイド」も新たに搭載。また、換気扇や窓に向かって気流を届ける換気アシストにより、効率的な換気が可能

5. 熱交換器から排水まわりまで内部を洗浄できる

日立
「白くまくんXシリーズ（6畳）」（実勢価格：24万1800円前後～）

内部を常に洗浄しているので、汚れやすい熱交換器や排水経路が常にキレイな状態です。エアコン特有のカビくささも一切ありません（石井さん）

エアコン内部の熱交換器を凍らせてたくわえた霜を一気に溶かし、熱交換器に付着したカビやホコリ、油汚れを洗い流す「凍結洗浄」搭載。排水トレーの素材は、除菌やヌメリ抑制に効果があり、熱伝導率に優れた銅を採用している。定期的に自動掃除が行われるので安心だ。

▲フィルターを掃除してもついてしまう内部のカビやホコリ、油汚れは、熱交換器を凍らせ、たくわえた霜を一気に溶かして洗い流す

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※2021年6月6日発売「GoodsPress」7月号38-39ページの記事をもとに構成しています

＜文／石井和美＞

Original:https://www.goodspress.jp/features/380956/
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