GoogleはインドのJio Platforms(以下「Jio」)と提携し、次世代の廉価Androidスマートフォン「JioPhone Next」を発表しました。
9月10日にインド国内で発売
昨年Googleから45億ドル(約4,987億円)の出資を確約したインド企業Jioは、新たなローコストスマホ「JioPhone Next」を発表しました。インド国内の約3億人のユーザーの2Gネットワークからのアップグレードを目指しています。
JioPhone Nextは、“最適化されたAndroid”を搭載するとのことで、インドで9月10日に発売となる見通しで、インド国外での販売も予定されています。
最も手頃な価格のスマートフォンに?
Jio Platformsは、すでに4億2,500万人の登録者を抱えており、次の数年間に新たに2億人のユーザーが加わると見積もられています。
JioPhone Nextは、“最も手頃な価格のスマートフォン”になるとのことですが、具体的な販売価格は今のところ明かされていません。
50ドル以下のスマホは新たな戦場となるか
調査企業Counterpoint Researchによれば、インド国内で100ドル(1万1,080円)以下のスマホは市場シェアのわずか12%を占めるにとどまっており、2019年の18%、2018年の24%と比べて下降傾向にあります。50ドル(約5,440円)以下のスマホは、2020年の市場シェアの0.3%のみを占めました。
スマホメーカーは、このような市場の空白を認識しているとされていますが、この需要に応えることはこれまで非常に困難でした。UBSのアナリストによると、最近のメモリー部品の価格高騰を考慮すると、50ドル以下のスマートフォンは原価で販売されている可能性が高いとのことです。
Jioの今回の動きは、2Gから4Gへの移行を加速させるものですが、UBSのアナリストはXiaomiのような主要メーカーが50ドルのスマートフォンを発売する可能性は低いと考えているようです。
なお、Google CloudとJioは、5Gネットワーク提供でも両社のコラボレーションをさらに進めていくと発表しています。
Source:TechCrunch
Photo:Google
(lexi)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania