iOS15とiPadOS15のベータ2で、アプリが標準の割り当て以上のRAMを要求可能となっていることがわかりました。iOS14とiPadOS14では、デバイスに関係なく利用可能なRAM容量が制限されていました。
M1搭載iPad Proでもアプリが使えるRAMは最大5GBに制限
現在、iOSやiPadOSで動作するアプリは、デバイスに搭載されたRAM容量に関わりなく、使用可能なRAM容量が制限されています。
最大で16GBのRAMを搭載するM1 iPadでも、iPadOS14では利用可能なRAMの最大容量が5GBに制限されており、搭載されたRAMの半分も使うことができない状態です。
アプリがシステムにRAMの増量を要求可能に
現地時間6月24日、開発者向けにリリースされたiOS15とiPadOS15ベータ2では、アプリが多くのRAM割り当てを要求可能となっています。
標準以上のRAM割り当てについてAppleは、アプリがシステムに対し、割り当てRAMを増やすと動作が改善すると通知することで可能となる、と説明しています。
現時点では、具体的に割り当て可能な最大のRAM容量は不明です。
特定アプリによるRAM全容量の独占は不可能か
米メディアMacRumorsは、デバイスに搭載されたRAMの全てが1つのアプリに割り当てられることはないだろう、と指摘しています。
もし、全てのRAMを特定のアプリが独占してしまうと、システム全体の動作が遅くなり、複数アプリ間のマルチタスクに支障をきたすためです。
Source:MacRumors
Photo:Apple
(hato)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania