台湾メディアDigiTimesが2021年6月28日、Appleからサプライヤーへの部品の発注数と、それに対するサプライヤーからの出荷数が増加していると報じました。これらは新型コロナウイルス感染症流行前の、2019年当時の動きに近づきつつあることを示しています。
5Gミリ波関連部品の発注数が増加
iPhone向けパワーチョークの主要サプライヤーであるCyntecは、Appleからの受注により、2021年第2四半期(4月〜6月)の売上高が前年同期比で25%以上増加する可能性があるようです。
同社は2021年第1四半期(1月〜3月)に、前年同期比30%の増収を達成していました。
また、iPhone13シリーズ(iPhone12sとの噂もあり)では総出荷数の50%以上を5Gミリ波対応モデルが占めるため、そのために必要になるパワーチョークやインダクタの個数が従来モデルよりも増加、Cyntecは2021年第3四半期(7月〜9月)にもAppleからの受注を獲得する見通しです。
iPhone13シリーズは9月に発表される可能性が高い
水晶振動子のサプライヤーであるTXCは高い歩留まり率を維持しており、iPhone13シリーズに搭載される個数が増加する見通しだとサプライヤー関係者は述べており、同社の下半期(7月〜12月)の売上は堅調に推移するとみられています。
こうしたサプライヤーの好調な実績は、サプライチェーンが新型コロナウイルス感染症の影響から回復していることを示しており、2019年当時の動きに近づいているとAppleInsiderが指摘、iPhone13シリーズは9月に発表される可能性が高いと伝えました。
iPhone13シリーズだけではなく、Apple Watch Series 7も9月に発表されると噂されています。
Source:DigiTimes via AppleInsider
Photo:Apple Hub/Facebook
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-378925/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania