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Apple Podcastランキング1位「歴史を面白く学ぶコテンラジオ」を運営するCOTENが8400万円を調達

歴史を面白く学ぶコテンラジオ(COTEN RADIO)」(YoutubePodcastSpotify)を運営するCOTEN(コテン)は6月30日、総額8400万円の資金調達を発表した。引受先には、REAPRA、ドーガン・ベータ、都築国際育英財団、ウラノス、ゼロトゥワン、個人エンジェル投資家としてメルカリ共同創設者の石塚亮氏と富島寛氏、スターフェスティバル取締役CTOの柄沢聡太郎氏など4人が参加している。この資金は、2021年中にベータ版リリースを目指す世界史データベース「coten」(仮称)の開発にあてられる。

代表取締役の深井龍之介氏によれば、「コテンラジオ」は世界史データベース事業の広報活動として始められたものだという。現代は誰もが人生をどう歩むべきか、幸せとは何かを考える時代になったと深井氏は話す。「この『悩み・問い』を解く糸口が歴史や哲学といった人文学的な思考にはあり、その社会的な価値が、史上最も高まってきている」と考える深井氏は、開発中のこの世界史データベースを「人類の叡智といえる数千年分のケーススタディを体系的にまとめ、検索可能にし、数百冊の本を読むことなく叡智を活用できるようにする試み」だと説明する。

coten(仮称)では、世界史のデータベース化は、歴史上の情報や知識を「同じ型に揃えて整理する」ことで比較を容易にし、さらに、固有名詞が頻出するため体系的な検索が難しい歴史上の出来事を、たとえば「部下に殺された歴史上の人物」のように抽象化したタグ付けで分類し、検索しやすくする。また、社会情勢を同時に盛り込むことで、歴史上の事件をその当時の気候や人口動態などを踏まえて俯瞰できるようにする。これにより「新たな仮説を立てることも可能に」なるとのことだ。

現在は、構造としての基本構想は完成しているが、ユーザーインターフェイス、ユーザーエクスペリエンス、マネタイズモデルは、ベータ版の開発を通して確立してゆくという。

「歴史を面白く学ぶコテンラジオ(COTEN RADIO)」は、2021年6月30日現在、ユニークリスナー数約14万2000人、総再生回数約1900万回、エピソード数は番外編を含めて240本、Apple Podcast総合ランキング1位となっている。

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カテゴリー:EdTech
タグ:教育 / EdTech / エドテック(用語)COTEN(企業)データベース(用語)ポッドキャスト(用語)資金調達(用語)日本(国・地域)

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