Xiaomiは、デバイスの黒い縁(ベゼル)の中に自撮りカメラを埋め込むことで、“すべてがスクリーン”の状態を実現させたスマートフォンの特許を取得しました。
パンチホールカメラよりも安価で実装可能
Xiaomiが6月2日と3日付けで欧州特許庁と米国特許商標庁からそれぞれ取得した特許“光線の折り曲げにより携帯端末のディスプレイの正面に埋め込んだカメラレンズ”には、自撮りカメラがデバイスのディスプレイの縁に格納されている様子が描かれています。
透明な領域が、カメラをディスプレイの縁を通すのに使用されています。入ってきた光源は、ディスプレイパネルを通り、透光性のある素子を通ってカメラのレンズに照射されます。光を通す部分には光ファイバーを使用されていますが、代わりにプリズムを使用することも可能です。
ベゼルの中に自撮りカメラを埋め込むことで、“すべてがスクリーン”の状態に近いスマートフォンを作ることができます。
デバイスのディスプレイ占有率を上げるための方法は他にもありますが、今回のXiaomiの特許技術はパンチホールカメラよりも安価で実装可能とされています。
Xiaomiはディスプレイ下埋込み型カメラにも注力
Xiaomiはまだディスプレイ下埋込み型カメラを実際に搭載したデバイスを販売していませんが、すでに同技術はバージョン3.0まで開発が進んでいる、と伝えられています。
特許技術がハイエンド機、ミッドレンジモデル、どのようなデバイスに使用されるのかは定かでありませんが、ディスプレイ下埋込み型カメラの搭載が難しい廉価なモデルから実装が始まる可能性は十分考えられる、とLetsGoDigitalはコメントしています。
Xiaomiは、5月にディスプレイ下埋込み型フリップ・カメラ搭載スマホの特許も取得しています。
Source:LetsGoDigital
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-380138/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania