台湾メディア経済日報が、Appleが中国BOEを積極的に支援していることで、同社はiPhone13シリーズ(iPhone12sとの噂もあり)向け有機EL(OLED)ディスプレイパネルを2,000万枚以上供給すると報じました。
Appleが積極的に支援、既存サプライヤーへの圧力にも
AppleはBOEを積極的に支援しているようです。BOEはiPhone13シリーズ向けOLEDディスプレイパネルの製造を強化するため、重慶工場への投資を加速してます。
また、同工場に隣接する工場を構える台湾GISはBOEと協力し、OLEDディスプレイパネルのラミネーション事業を担当するようです。
BOEのOLEDディスプレイは品質も向上か
経済日報は、BOEからAppleへのOLEDディスプレイパネル供給数増加は、Samsung DisplayやLG Displayと比べても遜色ないレベルまで製品の品質が向上したことを意味すると記しています。
BOEは今後、この分野に198.7億人民元(約3,400億円)を投資する予定で、これだけ巨額な投資を行うのは将来的にiPhone用OLEDディスプレイパネルの供給数が増加する確かな裏付けがあるからだろうと経済日報は指摘しています。
BOEのOLEDディスプレイパネル供給数が増加することはSamsung DisplayやLG Displayへの圧力にもなり、Appleが両社に対する値下げ交渉を有利にすすめる材料にもなるとみられています。
Source:経済日報 via Patently Apple
Photo:Apple Hub/Facebook
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-380013/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania