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Apple、循環型経済実現への取り組みを強調〜リサ・ジャクソン氏

リサ・ジャクソン
 
Appleで環境・政策・社会イニシアティブ担当副社長を務めるリサ・ジャクソン氏が、オーストリア・ウィーンで開催された「オーストリア世界会議」に参加し、Appleの環境に関する取り組みについて語りました。

Appleは環境的取り組みの模範を提示

Appleは1年前、2030年までに完全なカーボンニュートラルにする計画を発表しました。この目標は、製造のサプライチェーンから製品のライフサイクルまで、ビジネス全体を対象とするものです。
 
オーストリア世界会議でアーノルド・シュワルツェネッガー氏との対談に臨んだジャクソン氏は、「当社は模範を示しています」と述べています。
 
ジャクソン氏が注目しているのはクリーンエネルギーだけではありません。カーボンニュートラルの実現には、製品のライフサイクルを改善し、循環型システムに移行することも重要とされています。

「クロージング・ザ・ループ」の採用も検討

英国などでは、メーカーに修理を容易にすることを義務付ける法律が導入されています。これは、リサイクルや再利用のシステムを通じて資源の可能性を最大限に引き出す「循環型経済」として知られるアプローチである「クロージング・ザ・ループ」の一環ですが、Appleもこのモデルの採用を検討しているとのことです。
 
「当社がヨーロッパだけでなく世界中で循環型経済を実現するために必要なR&D(リサーチ&デザイン)に投資していることをとても誇りに思っています」と、ジャクソン氏は語っており、Appleの分解ロボット「Daisy」について、次のようにコメントしています。
 

私たちが見つけたリサイクルの最良の方法は、部品を分離して材料を取り出し、それをサプライチェーンに戻すことです。そのためには、イノベーションが必要です。また、R&Dも必要です。そして投資も必要になってきます。

 
 
Source:Euronews Green
Photo:Apple
(lexi)

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