韓国メディアThe Elecが、LG Displayは2022年にAppleへ供給することを目指し、低温多結晶酸化物(LTPO)薄膜トランジスタ(TFT)有機EL(OLED)ディスプレイの製造装置導入を進めていると報じました。
2022年の、ProMotionディスプレイ供給を目指す
iPhone13 Proシリーズに搭載されるLTPO-TFT-OLEDディスプレイはSamsung Displayが独占供給する見通しです。
このディスプレイ搭載により、iPhone13 Proシリーズではリフレッシュレートが最大120HzのProMotionディスプレイが実現されます。
The Elecによれば、LG Displayも2022年の供給開始を目指し、LTPO-TFT-OLEDディスプレイの製造計画を進めています。
それに向け同社は、ディスプレイ製造装置メーカーである韓国Avacoと真空蒸着法の一種であるスパッタリング式薄膜の仕様について、打ち合わせを開始したようです。
Apple Watchのディスプレイ用製造装置を納入済み
ただし、Appleに供給するには同社の承認を得る必要があるとThe Elecは指摘しています。
AvacoはAppleの要求仕様に応じて製造装置を調整、承認が得られればLG DisplayのE6-1、E6-2、E6-3ラインに同社のLTPO-TFT-OLEDディスプレイ用スパッタリング式薄膜成膜装置が設置されることになります。
Avacoは既に、Apple WatchのLTPO-TFT-OLEDディスプレイ製造用スパッタリング式薄膜成膜装置をLG Displayに供給していました。
Source:The Elec
Photo:Appledsign/Facebook
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania