日本経済新聞は7月8日、Googleが日本のスマホ決済事業への参画を計画中だと報じました。Goolgeは日本のスマホ決済サービスのプリン(pring)の買収を準備している模様です。
既存事業を買収か
日経新聞は、Googleが日本で送金サービスを展開するプリンの全株式を既存株主から買収する方向で調整を進めていると報じており、買収額は200億円~300億円となる模様です。
プリンは、店舗でのQRコード決済や個人間での送金が可能なスマートフォンアプリを提供しており、銀行口座と紐づけることで「アプリへのチャージや、口座への返金がスムーズ」だとしています。
また、法人から個人への送金サービスも行っています。
日経新聞によると、プリンの利用者は数十万人とされており、登録ユーザー数が4,000万人を突破したPayPay等の人気スマホ決済サービスと比較すると、既存ユーザー数は少ないものとなっています。
既存株主と交渉中
Goolgeは、プリンの全株式を買収する意向だと報じられており、既存株主との交渉を進めているとみられます。記事執筆時点における、プリンの主要株主は以下の通りです。
- メタップス
- ミロク情報サービス
- 日本瓦斯
- 伊藤忠商事
- ファミマデジタルワン(ファミリーマートグループ)
- SBIインベストメント
- みずほ銀行
- SMBCベンチャーキャピタル
フィンテック企業のメタップスは7月8日、Googleによるプリン買収報道は「自社が発表したものではない」と表明し、Googleとの買収交渉について否定しませんでした。
また「現時点において開示すべき決定した事実はない」としており、現在もGoolgeとの交渉が続いている可能性があります。
今後、Goolgeが日本のスマホ決済事業に本格的に参画した場合には、PayPay等との競争が激化することが予想されます。
Source:日本経済新聞, メタップス(PDF), プリン
(seng)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-381619/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania