Appleが「整備済製品」と呼んでいる、メーカー自身がチェックし修理・改修した「リファービッシュ製品」とも呼ばれるスマートフォンが人気を集めています。2020年には市場が4%成長し、2021年にはさらなる成長が見込まれているとのことです。
なかでもiPhoneの整備済製品は人気が高く、2020年後半の二次市場においてAppleは44%以上のシェアを持っています。
4%成長し、今後も成長が見込まれるスマートフォン整備済製品市場
整備済製品とはリファービッシュ製品ともいわれ、メーカー自らがチェックし修理・改修を行ったもののことです。
一般的な中古製品に比べ、新品未使用品と同等の整備を受けたものになるため、信頼性が高いのに対し、価格が新品よりも安いのが特徴となっています。
調査会社のCounterpointによると、2020年のスマートフォンの整備済製品市場は前年比で4%成長しました。
2020年前半は、そもそも整備済スマートフォンの供給が限られていたのに対し、2020年後半に需要と供給の両方が急激に増加したとのことです。
この結果、すべての地域で整備済製品の数量が前年比で増加しました。
Counterpointはこのスマートフォンの整備済製品市場について、2021年にはさらに成長すると見込んでいます。
二次市場において44%以上のシェアを持つApple
整備済製品のiPhoneの人気は高く、二次市場においてAppleが圧倒的なシェアを持っています。
新品スマートフォン市場におけるAppleのシェアは2020年下半期(7月~12月)には13%強でしたが、二次市場においては44%以上のシェアを持っていたとのことです。
また、二次市場におけるAppleの平均販売価格(ASP)は、競合他社の平均よりも約3倍高くなっています。
二次市場におけるiPhoneの購入者の多くが初めての購入者であることから、Appleのインストールベースでのシェア拡大にも貢献しています。
Source:Counterpoint via Patently Apple
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-382294/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania