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ケース品の荷下ろしを担う知能ロボットの次世代機「MujinRobotデパレタイザー」

倉庫内などでのヒトによる運搬業務には、「18歳未満男性の継続的な重量物搬送は20kg未満を制限とする」などの重量制限が設けられています。昨今の労働基準法・コンプライアンスへの意識の高まりの中、こういった運搬物の重量制限指針を遵守するために運搬業務の自動化を進める企業も増えてきているようです。

そんな中株式会社Mujinは、物流倉庫の入荷から出荷までの物流を自動化する知能ロボット「MujinRobot」シリーズを提供中。そしてこのたび、ケース品荷下ろしを自動化する「デパレタイザー」の3大構成システムを刷新し、大幅に機能拡張・性能向上を実現した次世代機「MujinRobotデパレタイザー」の提供を開始しました。

進化した3つのシステムとは?

このたび大きく進化した「デパレタイザー」は、荷物の荷下ろしを担うロボット。主に入荷時や倉庫内でのピッキング時に活躍します。刷新されたシステムは「Mujinコントローラ」「Mujin3Dビジョン」「Mujinハンド」の3つです。

「Mujinコントローラ」は新バージョンを実装し、動作ロジックの高速化を実現。加えて「Mujin3Dビジョン」の認識精度を向上したことで、ロボットの処理速度の高速化に成功しました。また、「Mujin3Dビジョン」の認識範囲の拡大により、2m以上の高さに積まれた積荷の積み下ろしも可能となっています。

「Mujinハンド」は、新ハンドおよび新機能を追加。もともと多様なハンドを標準品として提供してきましたが、今回はケースを2面で支える「二面ハンド」を追加しました。これにより、強度の弱い箱や不安定なケースでも安全かつ高速に運搬できるといいます。また、新機能として追加された「ハンドチェンジャー機能」により、さまざまなハンドを自動で持ち替えることができるようになり、ロボット1台で多様な荷物に対応可能となりました。

考えるロボット「MujinRobot」シリーズ

「MujinRobot」は、脳にあたる「Mujinコントローラ」が、目となる3Dビジョン、胴体にあたるロボットアーム、手となるロボットハンドをまとめてコントロールするロボット。高い処理能力をはじめ、バーコードリーダー機能、ワーク押しつぶし防止機能、ワーク持ち替え機能など、360以上の特許技術を活用した独自機能を搭載し、幅広いニーズに応える製品群です。

大きな特徴は、それぞれから得る情報を統合して判断し、複雑な工程に対して臨機応変に動けることでしょう。「自ら考える」機能で最適化された動きにより、世界最速レベルの高い処理能力を実現しています。

今回取り上げた「デパレタイザー」の他、ケース品の積み付けを自動化する「パレタイザー」や、多様なピース品のピッキングや仕分け、ソーター投入を自動化する「ピースピッカー」も「MujinRobot」シリーズとして展開し、倉庫内などでの物流の自動化に貢献しています。

「MujinRobot」シリーズの導入時のテストや現地での調整は同社が担い、短期間の導入と簡単な運用ができるのもポイントでしょう。導入後も、充実したリモートサポートでトラブルなどにも迅速に対応してくれるとのことです。ちなみに同シリーズは、アスクル株式会社や株式会社カインズ、アズワン株式会社、株式会社日立物流などに導入されています。

PR TIMES

(文・Higuchi)

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