夏の楽しみと言えば仕事終わりのキンキンに冷えたビール。疲れた体に染み渡る感覚は、このために頑張ってきたと思えるほど最高の瞬間。そんな最高の瞬間をさらに高めてくれるおつまみと言えば “唐揚げ” ですよね。
揚げたての熱々な唐揚げをサクッとひと噛み。その後にジュワ〜っと溢れ出す肉汁。そして醤油味のしょっぱさをビールの苦味と喉越しでスッキリ。体のことを気にしなければ永遠と続けていたいこのループは夏の醍醐味のひとつです。
このゴールデンコンビを家でも楽して堪能したいと思い、注目を集める“ほったらかし調理家電”のノンフライヤーオーブンを見つけました。
宅飲みで出来たておつまみを楽しめるだけでなく、ノンフライなのでカロリーもカット。油を使わないヘルシーな唐揚げだからいくら食べても大丈夫!と言い訳をしながら、夏の醍醐味のビールと唐揚げをおうちで堪能してはどうでしょうか?
■ノンフライヤーオーブンで唐揚げに挑戦
「ノンフライヤーオーブン」は調理する際に油を必要としないというのが最大の魅力。油を使用しないことで健康的な調理を実現してくれるだけでなく、調理後の後片付けや油を熱する時間の短縮にも貢献します。
油を使わない揚げ物料理だけでなく、ロースト、ベイク、グリル、ドライ調理など、1台で様々な調理が可能。ボタン一つで本格的な出来上がりを堪能できる上に一度に複数調理できる14Lという大容量設計。
空気循環技術で食材を熱風で包み込み、食物の内部まで均一に加熱。食材に含まれる油分と水分だけで調理することを実現しています。その上、余分な脂も落としてくれるためヘルシーで美味しい料理を作ることができます。
調理中の食材の状況を確認できる透明なガラス扉のおかげで、食材の焼き加減などもチェックできます。油を使わない唐揚げを唐揚げと言えるのか?という疑問の中、調理をスタート。
唐揚げを作るために用意したのはカルディで購入した「ザンギの素」と鳥もも肉、ジップロックに卵、小麦粉の5点。色々な唐揚げ粉を試したのですが、居酒屋のような味がしっかりして衣のついたジューシーな唐揚げという理想像に近かったのがこの「ザンギの素」。あとは全部まとめてジップロックに漬けおくだけ。
底面に付属の「油・くず受け皿」を設置。そのあと付属の「メッシュバスケット」にクッキングシートを敷いてタレにつけた鶏もも肉を並べ庫内の中段にセッティング。油を使わない調理方法のため、ドロっとしたタレにすることでコロモ感を感じやすくしました。
今回は「180℃・30分・ロティサリーなし」に設定。スタートさせたらあとは待つだけ。庫内のランプが点灯するため蓋を開けることなく食材の状態を確認できます。
時間が経つとアラーム音で出来上がりを知らせてくれます。食欲をそそるきつね色の衣。このまま口に運びたくなる誘惑を抑えて……。レモンとマヨネーズ、ベビーリーフを添えて盛り付け。彩りを加えて盛り付けることでお店感を演出。
冷凍庫でキンキンに冷やしておいたグラスにビールを注ぐワクワクの瞬間。すでに喉はカラカラで準備万端の状態。醤油味のしっかりした味付けの唐揚げには切れ味と喉越しがさっぱりなスーパードライが最高の組み合わせ。
ビールを喉に流し込んだら、まずは出来立ての唐揚げをそのまま一口。カリッとした衣の中から鶏もも肉の肉汁がじわっと溢れ出します。口の中に残る唐揚げのしょっぱさ喉に流し込むようにビールをもう一口。居酒屋で食べるような出来立て熱々の唐揚げが食べたかった身としては極上の瞬間。揚げた唐揚げと比べて衣の油分が少ないためさっぱりとした味わいです。
お次はレモンを絞って味変。レモンの酸味で唐揚げがさっぱり。それだけじゃなく鶏肉の旨味をより感じられるから不思議。レモンは脂肪吸収を抑制する効果もあるそうで、運動不足になりがちな最近の状況を考えると必須アイテムとも言えます。
最後にマヨネーズ。せっかくのノンフライが台無しになる背徳感満載の組み合わせ。しっかりした醤油味の唐揚げをマヨネーズがマイルドに調和します。
なんでこんなに唐揚げとビールのループは最高なんでしょうか? しかも、ノンフライなのでそこまで胃がもたれないのもポイント。永遠とこのループを続けていたくなります。
ちなみに、付属の「メッシュバスケット」にクッキングシートを敷かないで調理するとメッシュの隙間に肉や衣がくっついてしまいます。余分な油を落とすという意味ではヘルシーでおすすめですが、後処理を考えるとクッキングシートを敷く一手間の方がラクチン。
■一番美味しいのは「とうもろこし」?
実は唐揚げを作る前に複数同時の調理にも挑戦しました。
作ったのは「フライドポテト」「枝豆」「とうもろこしとアスパラのバターホイル焼き」。フライドポテトは皮付きのちょっと厚めのタイプ。これを付属の「回転バスケット」に入れて設置します。「枝豆」と「とうもろこしとアスパラのバターホイル焼き」は、アルミホイルに包んで食材の持つ水分で蒸すイメージです。
唐揚げ同様ボタンを押したら出来上がりを待つだけで、同時に3品もおつまみを作れちゃいました。ホクホクの出来立てフライドポテトは、油を使わない罪悪感レスな仕上がり。ただ、今回一番美味しかったのが実はとうもろこし(笑)。
普段は茹でたり蒸したりするのですが、このホイル焼きはとうもろこしの旨味が凝縮されていてもう今までの作り方には戻れない美味しさでオススメです。「回転バスケット」で焼いた冷凍たこ焼きも電子レンジでは味わえない食感が最高でした。
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今回の料理は魚グリルやトースター、フライパンでも作れないこともなさそう。ですが、火加減の調整が必要だったり、調理中にその場から離れられないデメリットがあったりします。また、同時に調理することは器具の容量的にも難しい上に、一度にたくさんのおつまみを作るとなると高い料理のスキルと経験が必要になります。
それに比べて「ノンフライヤーオーブン」は料理初心者でもボタンひとつで複数調理が可能。それだけでなく調理中に本を読んだり動画をみたりとリラックスタイムとして時間を有効活用できるメリットもあります。
宅飲みが増える中、美味しいおつまみとお酒はストレス発散のうえでも欠かせない要素。1台あれば家にいながらお店のような本格的な出来立ておつまみを堪能できます。料理初心者にもおすすめの万能なほったらかし調理家電です。
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取材・文/宇田川雄一
- Original:https://www.goodspress.jp/reports/385099/
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