英国の大人の約20%が、英国民保健サービス(NHS)のコロナ接触確認アプリをデバイスから削除済みであることが調査により明らかになりました。アプリの削除率は若者の間ではさらに高いことも判明しています。
ダウンロードしても正しく使用しない人も
市場調査会社Savanta ComResの調査により、英国の18歳以上の5人に1人にあたる、おおよそ20%の人がすでにコロナ接触確認アプリを自身のスマホから削除してしまっているという驚きの事実が見えてきました。
「NHSのコロナ接触確認アプリをダウンロードした人の数が十分であったことは一度もなく、アプリをダウンロードしてもすでに削除してしまった人もいる」と、ヘルスケア技術の使用に詳しいユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンのヘンリー・ポッツ教授はコメントしています。
「聞いたところによると、多くの人がアプリをオフにしたり、指示通りに使用していないとのことです。これは、アプリの潜在的な有効性を減少させるものです」
自己隔離を避けるためにアプリを削除?
「アプリが人々にとって不便をきたすほど、そしてCOVID-19が問題でなくなればなるほど、人々がアプリを使わなくなる可能性は高くなるでしょう」と、上述のポッツ教授は続けています。
英紙The Guarduanは、おそらく自己隔離を避けるためではないかと推測しています。
若者の間ではアプリの削除率はさらに上昇
Savanta ComResによれば、18歳〜34歳の若者に絞ってデータを見ると、コロナ接触確認アプリの削除率は3人に1人以上に跳ね上がるとのことです。
イギリスでは7月19日から正常化が予定されていますが、3人に1人は6日以内にアプリの削除を検討していると回答したことが明らかになっています。
今回の調査は7月9日〜11日に2,137人の英国に住む18歳以上の人々を対象に行われました。データは、年齢、性別、地域、社会経済的グループごとに、英国の全成人を代表するように重み付けされています。
Source:The Guardian
(lexi)
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- Source:iPhone Mania
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