高速な5G通信対応スマートフォンの普及が進み、2021年第1四半期(1月~3月)には世界のスマートフォン収益の3分の2以上を5G通信対応スマートフォンが占めました。そのなかで、AppleのiPhone12シリーズは収益面でも出荷台数面でもトップとなっています。
収益性が高い5G通信対応スマートフォン
調査会社のCounterpointによると、2021年第1四半期における世界のスマートフォン収益の69%を5G通信対応端末が占めたそうです。
一方、5G通信対応スマートフォンの台数シェアは39%に過ぎず、5G対応端末の収益性の高さが見て取れます。
また、2021年第1四半期のスマートフォン出荷台数は前四半期比で10%減少しましたが、5G通信対端末は7%増加したとのことです。
AppleのiPhone12シリーズがトップを獲得
2021年第1四半期の5G通信対応端末におけるメーカー別シェアでは、AppleのiPhone12シリーズが、収益と出荷台数の両面でトップを獲得しました。
出荷台数シェアは34%なのに対して、収益シェアは53%と市場全体の半分以上です。
さらなる普及にはフラッグシップ以外の端末が必要
これまでの5G通信対応スマートフォンの普及は、フラッグシップ帯の製品がけん引してきました。
しかしながら今後は、フラッグシップ以外のスマートフォンを選ぶスマートフォンユーザーに5G通信対応端末への移行を促す必要があります。
そのためには、特に新興市場において、メーカーが低価格の製品を発売したり、各国政府が普及に協力的な政策を実施したり、5Gを使った魅力的なユースケースが増えたりする必要があるとのことです。
Source:Counterpoint
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-382578/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania