2020年のレビューで、Freewrite Traveler(フリーライト・トラベラー)を「傑出している、しかし高価」であると評した。Astrohaus(アストロハウス)の気の散らないワードプロセッサー専用機は、最新バージョンでも後者の問題をまったく気にかけていない。実際、Ernest Hemingway Freewrite Signature Edition(アーネスト・ヘミングウェイ・シグネチャー・エディション)は、前モデルよりも300ドル(約3万3000円)も高い。
しかし、この最新バージョンのハードウェアは実用的ライティングツールを超える何かを追求している。事実Astrohausは、2014年にKickstarter(キックスターター)で「Hemingwrite」の名前で誕生した同社製品の最新バージョンに、ヘミングウェイ家の祝福を受けた。
新バージョンは携帯性と引き換えに美しさを求めた。付属のアタッシュケースはいにしえの作家の道具を彷彿させる。最近ならばCrosley(クロスリー)などが出しているレトロターンテーブルだろうか。専用キャリングケースの付いたトラベルタイプライターはかつても存在したが、Freewriteの極めてスリムな形状がずっとコンパクトなつくりを可能にしている。
Hemingwriteは、独自のデザインとグリーンのキートップを備え、手作業で磨かれたアルミニウム筐体はコーティングされておらず時間とともに独特の色艶を生み出します。部品はすべて手加工で同じものは2つとありません。Hemingwriteには、ヘミングウェイのモノグラムがついたクリーニングクロスと特製アタッシュケースが付属しており、装置を安全に格納し、ひらめきを得られるどこへでもエレガントに運ぶことができます。ハードタイプのHemingwriteアタッシュケースは、リッチなコニャックカラーのレザーでつくられ、クリーム色のベルベットで内張りされています。内側の深いポケットには、本やペン、ノートなどのひらめきの道具をしまっておけます。
関連記事:自動車の都デトロイトは今もハードウェアスタートアップにとってハードモード
カテゴリー:ハードウェア
タグ:ワードプロセッサー、Astrohaus
画像クレジット:Astrohaus
[原文へ]
(文:Brian Heater、翻訳:Nob Takahashi / facebook )