中国メディアGizchinaが、iPhone13 Pro(iPhone12sとの噂もあり)シリーズが搭載すると噂の最大リフレッシュレート120HzのProMotionディスプレイについて、中国BOEも供給するべく試験生産中だと報じました。
2021年の、iPhone13/12向けディスプレイパネル出荷数
調査会社Omdiaの予測では、iPhone13シリーズ向け有機EL(OLED)ディスプレイパネル出荷数は、iPhone13 mini用5.4インチパネルはSamsung Displayが300万枚、LG Displayが800万枚、iPhone13 Pro用6.1インチパネルはリフレッシュレート120Hzの低温多結晶酸化物(LTPO:Low Temperature Polycrystalline Oxide)有機EL(OLED)ディスプレイパネルで、Samsung Displayが全数4,800万枚を担う見通しです。
6.1インチでも、リフレッシュレート60Hzの多結晶低音ポリシリコン(LTPS)ディスプレイパネルを搭載するiPhone13用はLG Displayが2,100万枚を供給する見通しで、BOEは2021年第4四半期(10月〜12月)の製造認証取得に向けて試験中とのことです
なお、iPhone13 Pro Max用の6.7インチLTPOディスプレイパネルはSamsung Displayが全数2,600万枚を供給するようです。
同社の報告では、2021年におけるiPhone12シリーズ向けOLEDディスプレイパネル出荷数に関し、iPhone12 mini用5.4インチパネルはSamsung Displayが200万枚、iPhone12およびiPhone12 Pro用6.1インチパネルはSamsung Displayが2,000万枚、LG Displayが2,300万枚、BOEが900万枚、iPhone12 Pro Max用6.7インチパネルはSamsung Displayが全数1,200万枚を供給します。
iPhone13 Proシリーズ用LTPOをBOEが試験生産中
こうした報告がある中、GizchinaはBOEがLTPSディスプレイパネルだけではなく、iPhone13 Proシリーズに搭載されるLTPOディスプレイパネルを供給するべく、試験生産を行っていると報じています。
同メディアによれば、BOE製LTPOディスプレイパネルには課題があり現時点でAppleの承認を取得できていないようです。
しかし、BOEがiPhone13 Proシリーズ用LTPOディスプレイパネルの試験生産を行うまでにこぎつけたのは、同社のOLEDディスプレイパネルの品質が向上しているからだとGizchinaは期待を示しています。
BOEのLTPOディスプレイパネルがiPhone13 Proシリーズに搭載されないとしても、iPhone12 Proシリーズ用LTPSディスプレイパネルを今後受注できる可能性はあると同メディアは記しています。
Source:mydrivers via Gizchina
Photo:Appledsign/Facebook
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-383223/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania