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Corning、スマホカメラのレンズカバーガラスを発表〜高画質と耐久性を両立

Apple iPhone12 Pro
 
Corning(コーニング)が、強化ガラス製品「Gorilla Glass DX」「Gorilla Glass DX+」が、スマートフォンなどのカメラレンズに対応すると発表しました。従来のレンズコーティングよりも傷に強く、写真や動画の画質を犠牲にしない強化ガラスです。

優れた光学特性と高い耐久性

Appleの主要サプライヤーでもあるCorningは、「Gorilla Glass DX」「Gorilla Glass DX+」を、スマートフォンなどのカメラレンズカバーに最適化して提供すると発表しました。
 
スマートフォンのカメラレンズカバーには、光を多く取り込みながら反射を避けるための特殊コーティングが施されています。しかし、このコーティングは傷つきやすい弱点がありました。
 
「Gorilla Glass DX」「Gorilla Glass DX+」は、従来のコーティングよりも傷つきにくい耐擦傷性と、高い耐久性を持ちながら、優れた光学特性を持ち、きれいな写真や動画撮影が可能です。
 
Corningの副社長でゼネラルマネージャーのジェイミン・アミン氏は同製品について「光の98%を取り込むことができ、カメラの性能を最大に引き出せる、理想的な解決策を開発できた」と語っています。
 
なお「Gorilla Glass DX」をカメラレンズカバーに最初に採用するのはSamsungとのことです。

iPhone12シリーズの「Ceramic Shield」もCorning製

Appleは、2017年に米国内の製造業のために10億ドル(約1,100億円)の大規模ファンドを設立し、最初の出資先としてCorningに2億ドル(約220億円)を出資しています。
 
その後も、2019年に2億5,000万ドル(約275億円)、2021年にも4,500万ドル(約50億円)の追加投資を行なっています。
 

 
iPhone12シリーズが搭載する、ガラスにナノセラミッククリスタルを組み込むことで対落下性能を従来比4倍に強化した「Ceramic Shield」も、Corningが製造を担当していると伝えられています。
 
Corningは、折りたたみスマホ向けのガラスの開発を進めており、2021年に搭載製品が発売されると予測されています。
 
 
Source:Corning
(hato)

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