Appleフェローのフィリップ・シラー氏が、イタリアのスポーツカーメーカー、ランボルギーニ(Lamborghini)のインタビュー動画に登場し、Apple製品開発における理念やイノベーションについて語ったほか、カーマニアぶりも披露しています。
フィリップ・シラー氏、ランボルギーニの50周年記念動画に登場
Appleに30年以上勤務し、ワールドワイド・マーケティング担当上級副社長をつとめ、2020年にAppleフェローに就任したフィリップ・シラー氏が、ランボルギーニが1974年に発売しスーパーカーブームを巻き起こした名車「カウンタック」の50周年を記念したインタビュー動画「COUNTACH LEGACY」に出演しています。
シラー氏が出演する動画は2部構成です。動画の「CC」アイコンから、日本語の字幕を表示することもできます。
テクノロジーとリベラルアーツの交差点
1つめの動画でシラー氏は、カウンタックがスポーツカーにもたらした変革や、Appleにおけるデザインやイノベーション、創造力について語っています。
Appleの理念として語られることの多い「テクノロジーとリベラルアーツが交差する場所」という言葉を引用したシラー氏は「何かをただ作るだけではなく、人々の生活に意味のある方法で作る必要があります」「我々がものを作る、ものを使う過程において、人間の知性と想像力は不可欠です」と、Appleの製品開発における哲学を語っています。
最も誇りに思うプロジェクトはiPod、少年時代の夢も
2本目の動画では、12の質問にシラー氏が次々に答えるスタイルをとっています。
「あなたが最も誇りに思うプロジェクト」を問われたシラー氏は、「とても楽しく、Appleを大きく変えた存在」としてiPodと答えています。
Appleによる電気自動車開発の噂にも関連しそうな「電気自動車か燃料エンジンか?」という問いには、「エンジンと言いたいところですが、世界が必要としている電気自動車もありですね。ランボルギーニのような企業が、感動と効率性を両立させるために、何ができるのか、楽しみです」と語っています。
このほか「V8、V10、V12エンジンのどれが好き?」という問いには「全て持っているので選ばなくても良いのですが、やっぱりV12ですね。私が一番好きになったエンジンです」と、カーマニアぶりをのぞかせたほか、少年時代の夢が海洋生物学者だったことも明かしています。
インタビュー動画は、ランボルギーニの特設サイトで視聴できます。
Source:Lamborghini via MacRumors
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-385178/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania