ARメガネやVRヘッドセットの登場によって「3D」という新たな選択肢が開かれた昨今のコンテンツ界隈ですが、いま新たな技術革新が訪れようとしています。
Looking Glass(ルッキンググラス)が手がける「3Dホログラフディスプレイ」は、映画の世界にしか無いと思われていた本格的なホログラムをプロダクトとして実現。
フィルターを介さずに裸眼で楽しめる3D映像は、バーチャルと現実世界をよりシームレスに繋げてくれそうです。
スマホのポートレートモードで撮影するだけ!
その目玉は、スマートフォンの「ポートレート」モードで撮影した写真などから奥行きの情報を読み取り、(ボケではなく)実際に奥行きとして表示する技術。これにより、用意されたコンテンツに加えてユーザー自身でも簡単に3D映像を作成できます。
4K/8Kモデルはプロの仕事現場でも活躍
そして今回新たに展開されるのが、「Looking Glass 4K Gen2」「Looking Glass 8K Gen2」の2モデル。
従来の「Portrait」モデルが7.9インチだったのに対し、「4K Gen2」は15.6インチ、「8K Gen2」は32インチとディスプレイが大きくなっています。
いずれもロマン重視の製品と思われがちですが、UnityやUnreal Engine、Blenderなど主要なモデリング・ゲームエンジンと連携することで、医療現場での資料説明やプロデザイナーのプレゼン、モデルの確認など、プロユースで実用的に機能するよう調整されているとか。
価格的にハードルはあるものの、個人で作成した3Dデータや配布コンテンツを表示して楽しんだり、撮影した写真をホログラムとしてディスプレイすることもできます。
Looking Glassシリーズは現在Makuakeで入手可能。申し込みは9月20日まで受け付けています。
(文・九条ハル)
- Original:https://techable.jp/archives/158507
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:九条ハル