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未発表製品のリーク対策へ〜Appleが一部リーカーに警告文書送る

Apple iPhone12シリーズ
 
発表前から製品の詳細がほぼ明らかになってしまう、昨今のリーク事情を何とかするべく、Appleは様々な策を講じています。ニュースサイトMotherboardによると、中国に拠点を置くリーカーが、Appleから知的財産侵害行為の停止を求める文書を次々受け取ったそうです。

グレーマーケットの存在

文書はAppleが提携する法律事務所を通して送付されており、SNSを通じてAppleの新製品に関する未発表の情報を大量に公開していたことが「企業秘密の意図的な侵害」だと警告されていました。このリーカーは、盗難されたAppleの試作品モデル(プロトタイプ)をSNSで公開していました。さらにAppleは、問題となったプロトタイプを提供した人物の情報を要求してきたそうです。
 
Motherboardによると、AppleやFoxconnの従業員が工場から秘密裏に持ち出した未発表のデバイスが、転売屋を介してコレクターの手に渡ることは珍しくなく、“グレーマーケット”が存在しているとのことです。

有名リーカーにも警告

Twitterで活躍する有名リーカー“Mr.White”も、そうしたコレクターのうちの一人と見られていましたが、2021年6月11日未明にアカウントを削除しており、彼もAppleから何らかの通達があった可能性をうかがわせます。
 
これまで同氏は、iPhone12 Proの背面ガラスやiPhone12 miniのディスプレイを発表前にリークしたほか、ブラックセラミックのApple Watch Series 5、ジェットブラックのiPhone X、Apple Pencil(第3世代)など、未発表の製品画像も公開していました。
 
他にもジョン・プロッサー氏の情報をもとにレンダリング画像を作成した“CConceptCreator”、信憑性の高い匿名リーカーとして有名な“Kang”といった人物にも同様の警告書が送られていることが分かっています。
 
Source:MacRumors,Motherboard
(kihachi)

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