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AirTagのボタン電池、交換時は「苦味塗料」に注意

AirTag用ケース「ヴァレンティヌス」
 
AirTagのバッテリー寿命は最低1年ほどとされているため、少なくとも2021年内は大きな問題とならないでしょうが、内蔵されているボタン電池を交換する際には注意が必要です。Appleは、誤飲防止のために苦い味のコーティングが施されているボタン電池を使用しないよう警告しています。

動作しなくなる可能性も

誤飲対策として、一部のボタン電池には唾液に反応し、口に入れると苦い味がするコーティングが施されていますが、Appleによるとこの塗料が理由でバッテリーとして動作しなくなる可能性があるそうです。
 
7月に公開されたAppleAirTagバッテリー交換サポート文書では、「AirTagの電池を交換する」の項目に小さな字で注意書きが記載されています。
 

苦味剤がコーティングしてある CR2032 電池は、コーティングと電池端子との位置関係によっては、AirTag やその他の電池式製品では使えない場合があります。

 

子どもの誤飲相次ぐ

AirTagのバッテリーとして用いられるボタン電池(コイン型リチウム電池:CR2932)は非常に小さいため、子どもが誤って飲み込んでしまう事件が世界各地で跡を絶ちません。オーストラリアでは毎週20人の子どもたちがボタン電池を飲み込み、救命救急室に搬送されていると言われています。
 
死亡事故にも繋がりかねないことから、オーストラリアの規制当局はAirTagを子どもの手が届くところに置かないよう、異例の警告を発しています。また、豪小売チェーンのOfficeworksは「安全上の懸念」から、AirTagの販売を取りやめています。
 
 
Source:Apple via MacRumors
(kihachi)

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