大勢の観客が見守る中で4分間の飛行を成功させ、同社のCEOは「2、3年以内に世界中の都市に電動フライトを持ってくる」と今後の展望を語っています。
一般客の前で飛行
Volocopterはすでに本拠地のドイツをはじめ、シンガポールやドバイで無人・有人の両方でテストフライトを行っています。今回は米実験機協会が主催する航空ショー「AirVenture Oshkosh 2021」の一環として行われました。同社が米国で一般客の前で有人テストを実施するのは初めてです。
使用した機体は18ローター搭載のVolocopter 2X。パイロットが操作し、垂直に離陸して4分間飛行しました。同社によると、最高高度は50メートル、最高速度は時速29キロだったということです。
機体も展示
同社は現在、将来の空飛ぶタクシーサービス展開に向けて欧州や米国で認証取得に取り組んでいます。はっきりとしたタイムラインはまだ示されていませんが、CEOのフローリアン・ロイター氏は「空飛ぶタクシーがやってきます。2、3年以内に世界中の都市で提供すべく取り組んでいます」とプレスリリースで述べています。
今回のテストフライトの映像はこちらで閲覧できます。
(文・Mizoguchi)
- Original:https://techable.jp/archives/158806
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi