この夏、多くの人たちが外の世界に飛び出そうとしている中で(どうぞご安全に!)、Snapchat(スナップチャット)が近所のレストラン、店舗、公園、その他の興味深いスポットを簡単に見つけられるようにしようとしている。米国時間7月28日、Snapchatは、ユーザーと3000万以上のビジネスを結びつけるSnap Map(スナップマップ)に「My Places(私の場所)」機能の展開を始めた。ユーザーはお気に入りのスポットを記録したり、友人に送ったり、おすすめのスポットを探したりすることができる。
「My Places」には「人気」「お気に入り」「訪問しました」という3つのメインタブがある。「訪問しました」には、Snapchatでチェックインした場所がリストアップされ「お気に入り」にはその名の通りお気に入りが保存される。特に興味深いのが「人気」タブだ。これはSnapchatにとっては初めての試みとなるが、アルゴリズムを使ってパーソナライズされたお勧めを提供し、ユーザーが周りの世界と関わりを持てるようにさせる機能だ。アルゴリズムが考慮するのは、ユーザーが今いる場所、すでにタグ付けしたりお気に入りに登録した場所、そして友達や他のSnapchatユーザーが訪れた場所などだ。
この点がSnap Mapが他の有力マップアプリ(Google MapsやApple Mapsなど)と一線を画す部分だ。そうした既存のマップアプリは友達が好きなレストランを探す役には立たないからだ。もちろんSnapchatは流行の寿司屋への行き方を教えてくれるわけではないが、それはSnapchatが目指しているものではない、Google Mapsが昨夜友達みんなが自分の知らないうちに行っていた店を教えてくれるわけではないのと同じだ。
Snapchatのサーベイは、同アプリのユーザーが平均して「パンデミック後」活動を行う傾向にあることを発表し(これは良いことなのだろうか?)、そしてSnapchatユーザーの44%が身近な興味のある場所を探すのにSnap Mapを利用していることを付け加えた。
Snap Mapの月間アクティブユーザー数は2億5000万人を超えており、5月にはパートナー企業が同社の地図に直接データを追加できるLayers(レイヤース)というアップデートを発表した。これまでにSnapchatは、Ticketmaster(チケットマスター)やレストラン推薦サイトのThe Infatuation(ザ・インファーチュエイション)と提携している。こうした提携により、ユーザーは、ライブエンターテインメントが行われている場所や、素敵なレストランが隠れている場所などを知ることができる。Snapchatは2021年後半に、Snap Mapと「My Places」へのLayersの統合をさらに進める予定だ。
先週Snapは、2021年の第2四半期に、過去4年間で最高のペースで収益とデイリーアクティブユーザーの両方が増加したと発表した。前年比では、アプリは23%成長している。
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カテゴリー:ソフトウェア
タグ:Snapchat、地図、アプリ
画像クレジット:Snapchat
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(文:Amanda Silberling、翻訳:sako)