Uber(ウーバー)は、配車を依頼するときに顧客が時々直面する言葉の壁をなくしたいと考えている。同社はDriverアプリを通じた無料の語学レッスンを提供するためにRosetta Stone(ロゼッタストーン)と提携したとThe Vergeが報じている。UberとUber EatsのドライバーはRosetta Stoneの24言語から選んで学習するのにこの機能を使うことができる。配車に関するよくあるシナリオのためにつくられた教材も利用できる。
この語学レッスンを利用するには、ドライバーは対象の国(北米・南米の大半、英国、インド、スペイン)でゴールド、プラチナ、ダイアモンドいずれかのステータスに達している必要がある。
語学レッスンは、他のキャリアイニシアティブとともに導入される。一部の国のドライバーは求職活動に使える成績証書をリクエストできる。
Uberは語学レッスンとキャリアイニシアティブについての論拠を公にしてきた。同社のドライバーの多くは移民か(ローカルの言語に通じていないことが多い)、言語とライドシェアの仕事をチャンスを広げるための鍵としてとらえている。Uberは、同社のサービスのための運転はキャリアパス上の「一時的な立ち寄り」にすぎないかもしれないことに気づいている。一時的な立ち寄りで労働者はワンランク上のステージに進むための良いチャンスを手にする。
Uberにとっては実用的なメリットがある。同社のドライバーがより多くの言語を話すほど、そうしたドライバーは高評価のレーティングを獲得しやすくなり、取引増につながる。キャリア・インセンティブも、より多くのドライバーに、たとえ最終的にドライバー業務をあまり行わないことになったとしても、まずUberに登録しようと思わせるかもしれない。
編集部注:本記事はEngadgetに掲載されている。
カテゴリー:シェアリングエコノミー
タグ:Uber、Rosetta Stone、語学学習
画像クレジット:Getty Images
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(文:Jon Fingas、翻訳:Nariko Mizoguchi)