2021年第2四半期(4月〜6月)における世界タブレット出荷台数の推計値を調査会社Strategy Analyticsが発表しました。iPadシリーズの出荷台数は1,580万台でシェア35%を獲得してトップの座を維持しています。
5四半期連続で伸び続けるタブレット市場
Strategy Analyticsによると、2021年第2四半期(4月〜6月)における世界タブレット出荷台数は4,520万台で、前年同期比で5%のプラス成長となりました。プラス成長は5四半期連続です。
コロナ禍による在宅勤務、在宅学習の需要を受けて伸びているタブレット市場ですが、世界的な半導体不足の影響も受けており、直前の四半期(1月〜3月)からはほぼ横ばいでした。2021年度後半には、各メーカーが需要の高まりと供給不足にどう対応するかが試される可能性もある、とStrategy Analyticsは指摘しています。
タブレット上位4社が2桁増と好調
タブレット出荷台数トップ4のApple、Samsung、Lenovo、Amzaonの4社が、前年同期から2桁成長を記録しています。
Apple(iPadシリーズ)の出荷台数は1,580万台で、前年同期比で11%増加しています。出荷台数シェアは35%と堂々のトップを維持しています。
なお、MM総研によると、iPadシリーズは日本でGIGAスクール構想用端末としてシェア28.1%を獲得してトップとなっています。
しかし、Appleのルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)は先日の業績発表で、7月〜9月の四半期にはiPhoneとiPadが半導体不足の影響を受け、売り上げに影響が出る可能性がある、との見通しを示しています。
SamsungはAndroidタブレットメーカーとしてトップの820万台を出荷、前年同期比19%の伸びを記録しました。
Lenovoは、中国以外の地域でHuaweiのシェアを奪うことに成功した結果、前年同期比67%となる470万台を出荷しました。
Amazonは、2021年6月に開催されたプライムデーセールの効果で前年同期比49%増の420万台を出荷しています。
上位4社が出荷台数を伸ばした一方、アメリカによる禁輸措置の影響を受けたHuaweiは前年同期比57%減の210万台と、大幅に出荷台数を減らしています。
Source:Strategy Analytics
Photo:Apple
(hato)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania