タブレット市場で人気のiPadシリーズは2021年第2四半期(4月~6月)もトップシェアを維持しました。その合計出荷台数は全Chromebookの合計を上回っています。
1,290万台を出荷したiPadシリーズ
調査会社のIDCによると、2021年第2四半期のタブレット市場は前年同期比4.2%増の4,050万台を出荷しました。
そのなかでAppleはシェア31.9%の1,290万台を出荷しています。
同期間におけるChromebookの出荷台数の合計は1,230万台なので、iPadシリーズだけでChromebook全体の出荷台数を上回っていることになります。
一方、タブレットメーカーのなかで最も成長率が高かったのはLenovoで、前年同期比64.5%増となりました。
CounterpointのデータでもLenovoの高い成長率が報告されています。
IDCは、タブレット市場は依然として活況を呈しているものの、以前のような急成長に比べると減速がみられるとしています。
また、消費者向けのタブレット端末の需要は、ChromebookやPCなどよりもはるかに早く減速する可能性が懸念されるとのことです。
依然として需要が高いChromebook
2021年第2四半期のChromebook市場は、前年同期比68.6%増の1,230万台を出荷しました。
依然として需要が高い状態が続いてはいますが、半導体不足の影響で各メーカーは利益率の高いWindowsノートパソコンを優先して製造しており、成長率が低く抑えられています。
メーカー別では前年同期比115.7%の成長を見せたHPが430万台を出荷し、シェアトップでした。
また、Samsungも179.2%と非常に高い成長を見せ、シェアランキング5位に食い込んでいます。
Source: IDC via Patently Apple
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-386115/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania