【特集】必需家電大全
テレワークでなくともオンライン会議を行う機会が増えた今、通話を快適にするアイテムが続々と登場。必須とも言える3アイテムを賢く選ぶことで、会議やミーティングをよりスムーズに進めたい。
そんなオフィス事情を快適にするアイテムについて、IT・ガジェットに詳しいライター・井上晃さんに話をうかがった。
スマートフォンやタブレットといったデジタル機器を軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。幅広いWebメディアや雑誌に、速報、レビュー、コラムなどを寄稿している。
<Webカメラ>
■基本スペック+αの機能性に注目
オンライン会議を鮮明な映像で行うには、PC本体のカメラではなく別途Webカメラを用意すべき。井上さんは、モデル選びのポイントとして「高画質な撮影ができるのか、照明が少ない部屋でも明るく撮影できるのか、などを確認しておくことが重要」と語る。ただし、細かな使い勝手は仕様で判断できないことも。その際は「レビュー記事などを参考にする」のがオススメとのことだ。
<POINT>
・フルHD解像度や60fpsに対応する鮮明な画質
・環境に合わせて明るさを変えられる調節機能
・角度や設置方法を変えられる柔軟性
■高精細でなめらかな映像を縦横自在にシェア
ロジクール
「StreamCam C980OW」
2万350円
1080p/60fpsの高精細かつ滑らかな映像で撮影可能。オートフォーカスや自動露出機能を備え、AI対応のトラッキング機能で顔を鮮明に映せる。接続にはUSB Type-C端子を使い、Windows 10およびMacOS 10.14以降に対応する。
■快適かつ自然な通話を実現するデュアルマイク&高速仕様
ロジクール
「C922n PRO HD」
9900円
2本の全方位マイクを装備し、広い角度から自然な声を拾えるモデル。1080p/30fpsと720p/60fpsでの撮影に対応。AF機能と自動光補正機能も備え、使う場所に合わせてクリアな映像を届けられる。三脚にも取り付け可能。
■周囲の明るさを検出して常にクリアな映像に調整
RAZER
「KIYO PRO」
2万4880円
超高感度CMOSセンサーを搭載し、周囲の明るさを検出し、その状態に合わせて常にクリアな映像に調整できる。1080p/60fpsとHDR対応の30fpsで撮影可能。モニター取り付けのほか、自立での設置や三脚への取り付けもできる。
<スピーカーフォン>
■性能に加えてソフトの機能性も確認
オンライン会議で周囲の音をクリアに拾えるスピーカーフォンは、複数人でのミーティングなどでも役立つアイテム。接続方法など基本的な機能の確認は必須だが、スペックでは判断しづらい要素もある。
「スピーカーについては、仕様そのもので判断できない部分が多いので、ノイズの低減など、ソフトウェア面での工夫がどの程度あるのかに注目すると、良い製品を見分けやすいと言えます」 (井上さん)
<POINT>
・用途に合った集音範囲や対応人数で選ぶ
・同梱ソフトで細かな使い勝手をチェック
・バッテリー搭載なら外出先でも使いやすい
■ワイヤレスでも使える高音質機能充実モデル
オーディオテクニカ
「AT-CSP5」
1万6500円
360°全方位をカバーするマイクを4基配置し、最大2m以内(推奨距離は半径1m以内)での通話に対応。発話者の声の自動追尾、ノイズリダクション、一定の音量をキープするなど、快適な通話に役立つ機能が充実している。推奨最大人数は6名。
■モバイルバッテリー機能も備えた全指向性モデル
Anker
「Anker PowerConf」
実勢価格:1万3000円前後
オートゲインコントロールなど通話品質を追求した全指向性スピーカーフォン。エコーキャンセリングや残響抑制、ノイズリダクション機能を採用し、クリアな通話を実現。6700mAhのバッテリーを内蔵し、モバイルバッテリーとしても使える。
■スムーズな通話に役立つ自動調整機能が充実
ヤマハ
「ユニファイドコミュニケーション スピーカーフォン YVC-200」
3万3000円
など手軽さも◎です」(井上さん)
360°の範囲をカバーする高機能マイクと最大88dBで出力可能なパワフルスピーカーを搭載。ノイズキャンセリングや話者の距離に合わせた音量調節など、通話に役立つ機能が充実している。バッテリーを内蔵し、最大10時間の連続通話が可能だ。
<通話対応イヤホン>
■NCなど通話に役立つ機能を重視
自分の声をクリアに伝えるには、マイクを備えたヘッドセットを用意したいところ。しかし、最近はマイク機能が充実したイヤホンも増えているので、オン・オフ兼用で使うならこちらが便利だ。
「ノイズリダクションの搭載やワイヤレス接続などを通話に役立つ条件に考えると、一部のハイエンドモデルを中心に選択肢が絞られてきます。さらに付加機能に注目してみると、各製品の魅力が見えてくるはずです」(井上さん)
<POINT>
・取り回しやすさを重視するなら完全ワイヤレス
・快適に通話するならノイズキャンセリングは必須
・外音取り込み機能や指向性マイクにも注目
■文句なしの音質やNC性能を備え通話に役立つ機能まで充実
ソニー
「WF-1000XM4」
実勢価格:3万3000円前後
従来よりノイズキャンセリング性能を高め、ワイヤレスでハイレゾが楽しめるLDACに対応した完全ワイヤレスモデル。本体と充電ケースも小型・軽量化するなど進化。AlexaやGoogleアシスタントの音声操作にも対応する。IPX4 相当の防滴性能も備える。
■音質も仕事での使い勝手も優れた定番モデル
Apple
「AirPods Pro」
3万580円
完全ワイヤレスイヤホンを普及させた大定番モデル。音楽の低音域部分と中音域部分をリスナーの耳の形に合わせて自動的に調整し、没入感を高める機能を搭載。アップデートにより、外音取り込みや音質傾向のレベル調整も可能になった。
■独自のNC機能を備えたハイコスパイヤホン
AVIOT
「TE-D01t」
1万890円
物理的なノイズ遮断とデジタル処理を併用した、高精度なノイズキャンセリング機能を搭載。高感度MEMSマイクを合計6 基内蔵し、通話品質も優れる。音楽再生は単体で最大18時間、通話では最大9 時間の連続使用が可能だ。
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※2021年7月6日発売「GoodsPress」8.9月合併号54-55ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/高橋智>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/389397/
- Source:&GP
- Author:&GP