Appleが、公道を走行する自動運転車とドライバーを増やしていることが、米カリフォルニア州への届け出内容から分かりました。
試験車両は1台増、ドライバーは16名増
Appleが米カリフォルニア州車両管理局(DMV)に、公道で試験走行する自動運転車の台数を7月30日時点で69台、ドライバーの人数を92名と届け出ている、とmacReportsが報じています。
5月から、自動運転車は1台のみの増加ですが、ドライバーは76名から16名増加しています。
Appleは2017年4月に、カリフォルニア州DMVから公道での自動運転車の試験走行の許可を取得しており、レクサスRX450hのルーフにLiDARスキャナやカメラを搭載した試験車両がたびたび目撃されています。
2017年6月には、ティム・クック最高経営責任者(CEO)が、自動運転車開発を認める発言をしています。
圧倒的に多いWaymoの試験車両とドライバー
macReportsによると、カリフォルニア州DMVに登録されている、各社の自動運転の試験車両とドライバーの数は以下のとおりです。
Google傘下のWaymoが圧倒的に多いのが目立ちますが、GMのCruise、AmazonのZoox、Nvidiaなどと比べると、Appleのドライバーの数は少ないことがわかります。
- Waymo:615台 / 1244人
- Cruise:201台 / 903人
- Zoox:54台 / 221人
- Nvidia:16台 / 196人
- Apple:69台 / 92人
- Tesla:22台 / 86人
- Lyft:30台 / 71人
- PONY.AI:39台 / 64人
- メルセデス・ベンツ:19台 / 78人
- トヨタ:28台 / 35人
責任者の交代、要職者の交代などが報じられる
「Project Titan」と噂される自動運転車開発プロジェクトについては、責任者の交代などがたびたび伝えられています。
2020年2月には、機械学習及び人工知能戦略担当上級副社長であるジョン・ジャナンドレア上級副社長に交代したと報じられています。ジャナンドレア氏は、Googleで機械学習と人工知能の責任者でしたが、2018年にAppleに移っています。
2021年6月には、2021年に自動運転車開発の中心人物が相次いで退職していると報じられています。
7月には、Apple Watchの開発で中心的役割を果たしたテクノロジー担当副社長のケビン・リンチ氏が自動車開発を担当することになった、と報じられています。
Source:macReports via MacRumors
(hato)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania