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iPhoneとApple Watchが学生証として使える大学、カナダに拡大

iPhone Apple Watch 学生証
 
iPhoneやApple Watchを学生証として使える機能に、2021年の新年度からカナダの大学が初対応するほか、アメリカでも対応大学が増えるとAppleが発表しています。

2018年に利用可能になったWalletの学生証機能

iPhoneやApple WatchのWalletアプリを学生証として使える機能は、2018年に公開されたiOS12とwatchOS5で利用可能になり、7大学で導入されました
 
2019年にはさらに12大学が対応していますが、対応大学はアメリカの大学に限られていました。

カナダの大学で初対応、アメリカでも対応大学が増加

Appleは現地時間8月3日、カナダの大学として初めて、ニューブランズウィック大学とシェリダン大学で、iPhoneとApple Watchの学生証が利用可能になると発表しました。
 
カナダの大学としてWalletアプリの学生証に初対応したニューブランズウィック大学の最高情報責任者(CIO)で情報技術サービス担当副学長のテリー・ニッケル氏は、「iPhoneとApple Watchを使っている学生は、柔軟で有用なモバイルIDカードを気に入るはずです」と語っています。
 
アメリカでも9月の新学期から、オーバーン大学、ノーザンアリゾナ大学、メイン大学、ニューメキシコ州立大学など、多くの大学に在籍する合計数万人の学生が、iPhoneとApple Watchを学生証として使えるようになります。
 
Appleは、Walletによる学生証の導入は、キャンパス内認証とモバイルアクセスサービスを提供するTransact、CBORD、TouchNet、Atrium、HID Global、Allegionとの連携によって実現したと発表しています。
 

 

学生と大学の労力とコストを省けるモバイル学生証

学生や教職員は、iPhoneやApple Watchをタッチして学生寮、図書館、厚生施設などへの入館のほか、学生食堂や自動販売機での支払いも可能になります。学生証もApple Payと同様にプライバシーとセキュリティが重視されており、Appleは支払い履歴にアクセスすることはできません。
 
iPhoneとApple Watchを学生証として使用することで、学生と大学の双方が、学生証の紛失や再発行にかかる時間と労力を省くことができます
 
万が一、iPhoneやApple Watchを紛失してしまった場合は「探す」アプリで機能を停止させ、探し出すことができます。

2021年4月、モバイル学生証利用者が物理カードを上回る

Appleは、2021年4月に、建物への入館や支払いにモバイル学生証を使う学生の数が、プラスティック製の物理カードを使う学生の数を上回った、と発表しています。
 
なお、Appleは2021年、アメリカの一部の州で発行される運転免許証がiPhoneとApple Watchで利用可能になると発表しています。
 
 
Source:Apple
(hato)

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