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Galaxy S21の販売不調が原因?Samsungがモバイル事業のレビュー実施中

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韓国メディアThe Elecが、Samsungの経営陣によるモバイル事業のレビューが8月末まで延長して行われていると報じました。このレビューは当初7月末に終了する予定でしたが、同社スマートフォンの販売台数が想定以下だったことからレビュー期間が延長されたようです。

Galaxy Sシリーズの販売台数が減少

Samsung経営陣による事業部ごとのビジネスレビューは4年〜5年おきに行われていると、The Elecが説明しています。
 
今回、モバイル事業のレビューが当初予定の7月末から8月末までに延長されたのには、Galaxy S21シリーズの販売台数が低調だったことが関係しているようです。
 
The Elecによれば、かつてのGalaxy Sシリーズは半期(6カ月)で3,000万台以上、Galaxy S20シリーズは2,000万台半ばの販売台数を達成しましたが、Galaxy S21シリーズの2021年上半期(1月〜6月)の販売台数は1,350万台にとどまったとのことです。

シェア低下により、サプライヤーとの関係も悪化?

また、5G対応スマートフォンのラインナップ拡充においてもSamsungは競合他社と比べて対応が遅れたと、同メディアは記しています。
 
Strategy Analyticsによれば、世界の5G対応スマートフォン市場においてSamsungのシェアは12.5%と4位で、1位のAppleの29.8%、2位のOPPOの15.8%、3位のVivoの14.3%に及びませんでした。
 
Samsung製スマートフォンの販売台数が予想を下回ったことに加え、同社のモバイル事業はサプライヤーとの問題も抱えているようです。
 
SamsungはGalaxy AシリーズなどにMediatekのチップを採用していますが、最近になってMediatekはSamsungに対し「全ての注文に応えることはできない」と伝えたようで、その原因として販売台数低迷による影響力低下が考えられるとThe Elecは指摘しています。
 
 
Source:The Elec
Photo:Samsung
(FT729)

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