Appleは来年にもiPhoneからノッチを完全に取り払い、パンチホールのデザインに乗り換えると噂されています。Appleに負けず劣らず勢いを増している中国スマホブランドOppoは、次期デバイスに搭載見込みの次世代のアンダースクリーンカメラ技術を発表しました。
視覚的な違いにほとんど気づくことはない?
Oppoが最初にアンダースクリーンカメラを発表したのは2019年6月のことで、今回で3度目のアップデートとなります。Oppoによれば、新バージョンの技術により、自撮りカメラを画面下に埋め込んだ際に、ディスプレイ表示に影響をもたらすことはないとのことです。
前回のバージョンでは、Oppoはカメラ品質向上のためディスプレイ表示を多少犠牲にしており、カメラが埋め込まれている部分の画素密度を下げてより多くの光を取り込む必要がありました。
最新バージョンでは、ピクセルの数を減らすことなく各ピクセルのサイズが縮小されており、カメラ領域でも400ppiの高画質ディスプレイになっているとのことです。またスクリーン・ワイヤも従来のものから透明なものへと置き換えられています。
その結果として、ユーザーはカメラが埋め込まれている部分とそれ以外のスクリーンの視覚的な違いにほとんど気づくことはない、とOppoは主張しています。
AIアルゴリズムでサイドエフェクトを軽減
Oppoは、最新のアンダースクリーンカメラによって撮影されたサンプル画像も公開しています。画像は1枚しかなく、それだけですべて判断するのは難しいですが、画像のぼやけや映り込みなど、アンダースクリーンカメラによく見られるサイドエフェクトを軽減するために、画像処理のAIアルゴリズムに頼っているようです。
Oppoは、具体的にどのタイミングでアンダースクリーンカメラ搭載デバイスを発売するかは明らかにしていませんが、中国メーカーZTEが昨年、画面下にカメラを埋め込んだAxon 20 5Gを発売しており、業界初ではないことだけはわかっています。
Source:Oppo via MacRumors
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-388250/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania