Appleが2023年頃に、Apple TVとHomePodとFaceTime用カメラを統合したデバイスを発売するかもしれない、とBloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレター「Power On」で予測しています。
スティック型のApple TV 4Kを投入の可能性も
初代HomePodが2021年に製造終了し、Apple TVはAmazonやRokuの低価格製品に太刀打ちできていない、とAppleのスマートホーム関連製品の不振をマーク・ガーマン記者は指摘しています。
Appleがライバルと戦うために、Apple TVの現行モデルの価格を引き下げるか、AmazonのFire Stick TVのように低価格で4K対応のスティック型製品を投入する可能性がある、とAppleの複数のエンジニアから得た情報をもとに、ガーマン氏は予測しています。
しかし、Appleのエンジニアによると、現時点ではAppleにリビングルーム向け機器の明確な戦略がなく、現場にはあまり楽観的な見通しがないため、次世代Apple TVが近いうちに発売される可能性は低いだろう、とのことです。
次世代Apple TVが失敗なら販売終了も?
ガーマン氏は、Apple TV、HomePod、FaceTime用カメラを統合したスマートホームの中核となる製品が2023年頃に発売されるだろう、と予測しています。
ただし同氏は、次世代Apple TVによってAppleのリビングルーム機器事業が上向くかは不明だ、と慎重な見方をしています。
また、次世代Apple TVがうまくいかない場合、Apple TVは販売終了したiPod HiFiや初代HomePodと同じ道をたどる可能性もある、とも述べています。
tvOS14.5でディスプレイ搭載HomePodを示唆する記述も
2021年3月には、tvOS14.5のベータからFaceTimeとiMessageのフレームワークが発見されており、tvOSをベースにしたHomePodにディスプレイやカメラが搭載されるのではないか、と話題になりました。
HomePodシリーズは、2020年秋に発売された低価格モデルHomePod miniの販売が好調と見られますが、現在もアメリカのスマートスピーカー市場でのシェアは低く、存在感を発揮できていません。
Source:Bloomberg via 9to5Mac
Photo:Apple (1), (2)
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- Source:iPhone Mania
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