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12インチMacBook(2015)のバッテリー劣化度合い〜交換費用と効果は?

2015 MacBook 12
 
発売から6年以上経過したMacBook(Retina, 12-inch, Early 2015、以下、12インチMacBook)のバッテリー劣化度合いはどの程度でしょうか。同デバイスのバッテリー交換を行いましたので、費用とともにお伝えします。

12インチMacBookの仕様

2015年モデルの12インチMacBookがビンテージ製品に登録されたことで今後修理できないケースも生じると思い、筆者所有製品のバッテリーの劣化度合いを確認してみました。
 
筆者の12インチMacBookの仕様は、CPUが1.3GHzデュアルコアIntel Core Mプロセッサ(Turbo Boost使用時最大2.9GHz)、メモリが8GB、ストレージ容量512GBです。
 

交換前のバッテリーの状態

交換前のバッテリーの状態は完全充電時の容量が4,029mAhで、「修理サービス推奨」と表示されていました。
 
12インチMacBookは元々バッテリーの持ちが悪く、筆者は出先での使用時間が2時間未満の場合のみ使用していました。
 

 

交換後のバッテリーの状態

交換後は完全充電時の容量が5,210mAhに増加しました。使用可能な容量が約30%増えたことになります。
 
交換前と同種の作業を行った場合の実働時間はバッテリー交換前よりも25%〜33%延びたのが確認されましたが、技術仕様に記載されていた「最大9時間のワイヤレスインターネット閲覧」「最大10時間のiTunesムービー再生」に届いたことは一度もありません。
 
また、USB-C端子経由でMagBrotherを使用したApple Watchの充電程度の負荷でさえ、バッテリー残量が目に見えて減る印象があります。
 
やはり今後も、出先でテザリングによる通信を行いながらライティングや簡単な画像編集、動画閲覧を行う作業では、本製品の使用は2時間未満の場合のみとし、それ以外は13インチMacBook Proを持参することにします。
 

バッテリー交換費用と日数

12インチMacBookのバッテリー交換費用は税込21,780円、交換に要した日数はApple Storeに預けてから交換完了の連絡が来るまで3日間でした。
 
なお、本製品のバッテリーはボトムケースに段をつけて装着されているため、作業はボトムケースごとの交換になります。
 
12インチMacBookの性能は発売された時点でも高いとは言えず、バタフライ式キーボードの独特な打鍵感の評判も良くありません。
 
しかし、重さが1キロ以下のMacBookは現在のラインナップにないことから、今回バッテリー交換を行い継続して使用することにしました。
 
 
参考情報:Macの修理サービス, 技術仕様
(FT729)

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