株式会社HIKKYは、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)および株式会社ジェイアール東日本企画(jeki)と業務提携を締結。今後3社は、駅や車両を軸としたXR事業を展開し、リアルな駅からバーチャル空間にシームレスに遷移できる体験を実現していく構えです。その第1弾として、HIKKYが2021年8月14日~28日に開催する「バーチャルマーケット6」に「バーチャル秋葉原駅」を出展します。
「Beyond Stations構想」のXR領域を加速
JR東日本グループは、未来の駅のあり方を志向する「Beyond Stations構想」を推進中。これは、リアルの交流拠点である駅に新たなサービスを拡充し、駅をビジネスの発信拠点へ変革しようというものです。また、リアルとオンラインがシームレスにつながるさまざまなサービスをJRE POINT(デジタル共通基盤)でつなぎ、JRE POINTを基軸としたロイヤルカスタマー戦略を推進しています。
今回の提携により、JR東日本の保持するノウハウとjekiが有する広告・プロモーションの企画力、そしてHIKKYのXR技術をかけ合わせることで「Beyond Stations構想」のXR領域での展開が加速していくでしょう。
「バーチャルマーケット6」へ出展
今回は2021年8月14日~28日に開催され、株式会社ビームスや株式会社 大丸松坂屋百貨店、株式会社東京マルイ、エイベックス・ピクチャーズ株式会社、ディスニーなど国内外から数多くの企業が出展予定です。また、今回プレオープンする常設型の総合ショッピングモール「Vket Mall」も注目ポイント。イベント終了後も365日運営される「Vket Mall」はVRコマースをより身近なものにしてくれそうです。
JR東日本は「バーチャル秋葉原駅」を出展。エヴァンゲリオン、ちぃたん☆、ホロライブの人気キャラクターが彩る空間で、実際の駅のように改札を通過し、電車に乗ってVR世界を巡ることができます。また、「バーチャル秋葉原駅」にさまざまな一般企業の参画を募り、リアルな秋葉原と同様、バーチャル空間においてもコンテンツの集積地として価値ある空間づくりを進めていくようです。なお、バーチャル空間に登場するモザイクアートは、実際のJR秋葉原駅構内に期間限定で掲示予定とのこと。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/159451
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口