千葉県佐倉市と合同会社Advalay(以下、Advalay)は、3Dビュー及びVR映像で市内の文化財を鑑賞することができるWebページ「佐倉の文化財をVRでみる・まなぶ」を開設。広く市の魅力を発信するとともに、地域活性化に努めています。
「佐倉の文化財をVRでみる・まなぶ」とは?
佐倉市とAdvalayは、2021年3月31日に締結した連携協力に基づいて、VRを活用した市の魅力発信に官民連携で取り組んでいます。
今回発表された「佐倉の文化財をVRでみる・まなぶ」では、先端技術のVR映像で、佐倉市の魅力を楽しめます。第一弾は、重要文化財の旧堀田邸、佐倉武家屋敷のVR映像を高精細のVR映像で鑑賞可能。最後の佐倉藩主である堀田正倫の邸宅で、明治23年(1890年)の竣工。庭園ともに残された明治期の上級和風住宅は、全国的にも貴重なものです。
インターネットに接続できる環境であれば、いつでも、どこからでもアクセスすることができるため、コロナ禍でも楽しめます。また、建築や装飾の細かい部分も拡大して見ることができるため、子どもの夏休みの自由研究にも活用できそうですね。
今後も、市内の観光名所やイベントのVR映像を拡充していく予定とのことです。
先端技術を使って地域活性化
今回の取り組みのように、近年、VRやARを、地域活性化や観光PRに利用する事例が注目されています。北海道江差町の「いにしえの空間をスマホで体感」や富山県射水市の「360度いみずの見所バーチャル体感」、鳥取県の「星取県の星空案」など。(各事例の最新情報は、公式サイトをチェックするようにしてください)
VRやARは、より臨場感が高く、多くの情報を伝達できることから、ますます需要が増加していくと考えられるのではないでしょうか。
(文・和泉ゆかり)
- Original:https://techable.jp/archives/159448
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:izumiyama