iOS上でDOSシステムをシュミレートし、クラシックなゲームやWindows 3.1のアプリなどを動かすことができた人気のDOSエミュレーターアプリ「iDOS 2」が、App Storeから取り下げとなったことが明らかになりました。App Storeのガイドラインに反していたため、と説明されています。
ガイドライン2.5.2に違反か
開発者のチャオジ・リー氏(@litchiedev)は7月末、「iDOS 2」のユーザーに対して、App Store Reviewガイドライン2.5.2に違反しているとして、Appleからアプリが削除されるとの通知を受けたことを告知していました。
ガイドライン2.5.2には、以下のとおり記載されています。
2.5.2 Appはバンドル内で完結している必要があります。他のAppを含め、指定されたコンテナエリア外に対するデータの読み書き、またはAppの特徴や機能を導入したり変更したりするコードをエリア外からダウンロード、インストール、実行することは許可されません。(後略)
リー氏は現地時間8月9日、アプリが取り下げとなったことを認めました。
Apple has removed iDOS 2 from AppStore, citing the same old 2.5.2.
— Chaoji Li (@litchiedev) August 9, 2021
9月のアップデート内容がAppleの怒りを買った?
「iDOS 2」は、アップデートにより、PCキーボード、ゲームパッド、マウスの使用がBluetooth経由で可能となっていました。
昨年9月のアップデートにより、iTunesファイルシェリングにも対応し、カスタムゲームやプログラムを動かすこともできるようになっていましたが、この機能がAppleの怒りを買ったとみられています。
リー氏に対してAppleから送られた手紙には、具体的な削除理由について次のように記されていたとのことです。
あなたのアプリは、iDOSパッケージとイメージファイルを実行し、ゲームのインポートのためiTunesファイルシェアリングとファイルをサポートしています。コードの実行により、アプリの機能や特徴を変更することができ、ライセンスなしでコンテンツをダウンロードすることが可能となります。
Source:AppleInsider, Apple
Photo:MacRumors
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-388748/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania