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Samsung、来年のiPadのOLEDディスプレイの生産準備を開始

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Samsung Displayは、2022年の有機EL(OLED)ディスプレイ搭載iPadに使用される可能性の高い、新たな生産プロセスの準備を進めている、と韓国メディアThe Elecが報じています。

第8.5世代基板を使用したOLEDディスプレイ生産を準備

The Elecによれば、Samsung Display第8.5世代(2,200 x 2,500mm)基板を使ったOLEDディスプレイパネルの生産を見込んでおり、OLEDのドライエッチャーサプライヤーがすでに動き出しているとのことです。
 
ドライエッチャーは、ウェットエッチャーに比べて、より微細で精密な回路のエッチングを得意としています。
 
10インチ以上の電子機器用OLEDディスプレイパネルでは、赤・緑・青のピクセルをよりタイトに配置する必要があり、ドライエッチャーのほうが向いているとのことです。
 
Samsung Displayは、SamsungやAppleが電子機器用のOLEDディスプレイパネルの発注を増やすことを期待している、との報道内容です。

現在iPadにはLCDのみ使用

Appleは現在、iPadにはLCDを採用しています。iPad ProにはミニLEDディスプレイが搭載されており、OLEDディスプレイに付き物の焼付の問題が解消されています。
 
ミニLEDバックライトのLCDのほうがより高度な技術であるとされていますが、来年の非ProモデルのiPadにはOLEDディスプレイパネルが使用されるとの報道が複数ありました。
 
Apple関連製品の精度の高い予測で知られるアナリストのミンチー・クオ氏は3月、2022年のiPad AirにはOLEDディスプレイが搭載される、との予測を発表しています。
 
 
Source:The Elec via 9to5Mac
(lexi)

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