アプリに関する市場データなどを提供するApp Annieの分析によると、2020年、TikTokはFacebookやWhatsAppを抜いてダウンロード数において世界首位を獲得したことが明らかとなりました。
TikTok、初の世界首位を獲得
これは先月、調査会社Sensor Towerが発表したFacebook以外のアプリで総ダウンロード数30億を突破したのはTikTokが初という調査結果を裏付けるものです。
TikTokは、Facebook以外のアプリで初めてこの記録を達成しました。米政府からアプリ禁止の圧力を受け、最大の市場であるインドから事実上の撤退を余儀なくされた後も、TikTokは世界中で人気を博しています。
Sensor Towerの調査によると、TikTokは、これまでFacebookが独占していた領域に加わった5番目の非ゲームアプリです。TikTokと並んでこの記録を達成したのは、WhatsApp、Messenger、Facebook、Instagramのみとなります。
Nikkei Asiaは、以下のように報じています。
2020年の全世界のダウンロード数調査によると、中国で開発された動画共有アプリ「TikTok」が、2018年の調査開始以来、初めてソーシャルメディアの首位にランクインしました。
個人のプライバシーへの関心が高まる中、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、ソーシャルメディアの利用が増加した年に、投稿を削除できるメッセージアプリ「Telegram」も上位にランクインしています。
ByteDanceは、2017年に国際版「TikTok」のサービスを開始し、その後、Facebook、WhatsApp、Instagram、Facebook Messenger(これら全てFacebook所有)のダウンロード数を抜いて、米国でも首位を獲得しました。
App Annieのマーケティングマネージャーであるチュゼン・キン(Chuzen Kin)氏は日経新聞の取材に対し、「米国と英国におけるTikTokの総視聴時間はYouTubeよりも長く、今後も短い動画が注目されるでしょう」と述べました。コンテンツとしては、音楽やコメディが人気を集めているとのことです。
声のソーシャルメディアも盛り上がりを見せており、音声SNS「Clubhouse」は2021年初頭に日本と米国でサービスを開始しています。
TikTok、サービスの多様化を促進
TikTokは、サービスの多様化を促進しており、ここ1カ月だけでも、動画履歴書で求人に応募できるサービスの提供を開始し、snapchatスタイルのビデオストーリー機能のテストを行うなどしています。
Source:Nikkei Asia via 9to5Mac
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania